2018年6月26日 – リーディング・エッジコンピューティング・ソリューションのグローバルプロバイダであるADLINK Technologyは、ADLINKのインテリジェント産業用ゲートウェイが、日本ミシュランタイヤ株式会社(以下「ミシュラン」)とソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)が協業したIoTタイヤ管理システムに採用したことを発表しました。「ミシュランTPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)クラウドサービス」はタイヤメーカーとして日本国内初の実用化により、車両管理や建設などの業界で安全性と効率性が向上させ、コスト節約のメリットをもたらします。
TPMSは、タイヤにセンサーを取り付け空気圧とタイヤ内部温度を検知し、空気圧やタイヤ内部温度が基準外になると警報を発するシステムです。ADLINKの産業用IoTゲートウェイであるMXE-110iは、汎用性の高いRF接続とファンレスの頑丈な構造を備えた非常にコンパクトなフォームファクタを提供し、車載通信デバイスとして機能します。ソフトバンクは、ミシュランのインフラとシステム全体にIoTプラットフォームを提供しています。 TPMSの多用途性により、乗用車、トラック、特殊車両、トレーラーおよびバスを含むすべてのクラスの乗り物で取り扱うことができます。
タイヤの空気圧や温度が設定値を超えると警告が発せられ、ADLINKのMXE-110iを通して運行管理者・タイヤ販売店・ミシュランレスキューネットワークにメールが送られます。警報はミシュランレスキューネットワークで検知され、その後現地への支援がなされます。
※右図:ミシュランのTPMSクラウドサービス
ADLINKのアジアパシフィックゼネラルマネージャーであるヴィンセント・ツェン(Vincent Tseng)は次のようにコメントしています。「このシステムの素晴らしさは、車両のドライバーと運行管理者の両方が、スマートフォン、タブレットまたはPCで車両のすべてのデータを監視できるということ。この情報は故障やその他の問題を防ぐために非常に重要です。それは安全性を高め、人的資源と金銭的資源の両方を節約できる。」
日本ミシュランタイヤ株式会社 代表取締役社長 ポール・ペリニオ氏は、次のようにコメントしています。「就労人口減少や少子高齢化は日本の社会的課題です。特に運輸・建設・農業における人手不足は深刻な状況であり、そうした社会環境のなか、生産性の向上や作業者の負担低減は急務です。ミシュランは、タイヤと関連サービスで貢献していくことが責務と考え、このたび、本サービスをご提供することとなりました。モビリティーの継続的な発展に貢献することを企業理念とするミシュランと情報革命で人々を幸せにするという経営理念をもつソフトバンクが手を組み、未来と社会へ貢献するため新しい価値を創造できることを大変光栄に思っています」
ソフトバンク株式会社 代表取締役 副社長執行役員 兼 COO 今井康之氏は、次のようにコメントしています。 「情報革命で人々を幸せにするという経営理念のもと、IoTのサービスプラットフォーマーとして、データのさらなる『価値化』のため、来るべき5GやIoTの時代に向けてお客さまの新たなサービス開発をサポートしていきます」
インテル®Quark™SoC X1021とWindRiver®インテリジェントデバイスプラットフォームXT 3.1を統合したADLINKのMXE-110i産業用IoTゲートウェイは、産業用IoTアプリケーションにとって重要な管理性とセキュリティを実現します。IoTゲートウェイは、幅広いアプリケーション開発と簡単なサービス展開をサポートするインテリジェントで堅牢な組み込みシステムを提供し、スマートシティ、施設管理、産業オートメーションアプリケーションなどの産業アプリケーションで優れたパフォーマンスを実現します。
詳しくは、次を参照してください:MXE-110i製品ページ
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ADLINKについて
ADLINK TechnologyはIIoTシステム構築の煩雑さの軽減を目指すエッジコンピューティングのグローバルリーダーです。ADLINKは、産業オートメーション・製造、ネットワーキング・通信、医療、インフォテイメント・店舗、交通、行政、軍事産業向けの最適なIIoTソリューションを構築するのに必要なハードウェア、コネクティビティ、ソフトウェアを提供しています。ADLINKの充実したIIoTソリューションには、組込みビルディングブロックおよびインテリジェントなコンピューティングプログラム、多機能なエッジプラットフォーム、データ接続および抽出デバイス、データ移動のための安全なソフトウェア、データストリーミング用アセットおよびデバイスの監視、管理、分析のためのマイクロサービスなどが含まれています。
ADLINKは「Intel® Internet of Things Solutions Alliance」のプレミアメンバーで、AIをエッジ産業に導入するためNVIDIAと戦略的提携関係を構築しています。また、PICMG(PCI Industrial Computer Manufacturers Group)、SGeT(Standardization Group for Embedded Technologies)、欧州電気通信標準化機構(ETSI)、オープン・コンピュート・プロジェクト(OCP)、Eclipse IoT、ロボティクスのROS-Industrial Consortiumなど多数の標準化団体および相互運用性イニシアティブで積極的に活動しています。
ADLINKの製品は、世界中の流通ネットワークを通して、5大陸40カ国以上で販売されています。さらに、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX台湾証券取引市場に正式上場(株式銘柄コード:6166)しています。
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