COM-HPCクライアントタイプモジュールについて
COM-HPC仕様では、現在3つのクライアントモジュールを定義しています。サイズA(95mm×120mm)、サイズB(120mm×120mm)、サイズC(160mm×120mm)です。サーバモジュールのうち最大のサイズC(160mm×120mm)は、最大4つのオンボードSO-DIMMソケットを提供します。電源入力は12V単一電源で最大251W、PCIe Gen5は49のレーン搭載しています。
COM-HPCクライアントタイプモジュールは、1台以上のディスプレイ、クラス最高の周辺機器をサポートする高速データ転送用の低、中、超高帯域幅I/Oのフルセット、強力なCPU、適度なサイズを必要とするハイエンド組み込みクライアント製品での使用をターゲットにしています。COM-HPC クライアントタイプモジュールは、従来の x86システムや、ARM64のような代替 CPU アーキテクチャをホストすることができます。COM-HPCは主にx86の実装に焦点を当てていますが、この規格は性能とエネルギー効率を向上させるための特殊なモジュールのための異種アーキテクチャをサポートしています。
COM-HPC クライアントタイプモジュールの応用範囲は、医療機器、テストおよび測定、堅牢な組込みコンピュータ、輸送システムなど、非常に広範囲に及びます。