最新のIntel採用ETXモジュールで、お客様のETX対応システムのライフサイクルを延長
お客様に継続して使用していただける最新ETXモジュールのETX-BT
2018年5月24日 – 組込みコンピューティング、検査・計測、オートメーション製品の設計および製造を行うADLINK Technologyから、ETX®コンピュータオンモジュール・フォームファクタに基づく設計を導入しているお客様に対するADLINKの継続的なコミットメントとサポートを実証するETX-BT モジュールがリリースされました。
ETXは最初期のコンピュータオンモジュールのフォームファクタです。登場から20年以上経過したETXの普及率はCOM Express®に次ぐ2番目に過ぎませんが、高い人気を誇ったIntel Atom® N270プロセッサが最近生産を終了したことで、システムの継続稼働のためにETXモジュールの交換を検討するユーザーも少なくありません。その場合、スムーズな移行を可能にするため、性能が同等以上で、散熱性に優れたハードウェアとソフトウェアの両方のレベル(Intel同士)のETXドロップイン・ソリューションが求められます。問題となるのは、現在使用しているモジュールの生産業者が自社のロードマップからETXを排除している場合があることです。ETXは設計の刷新が期待できない製品なので、ETX市場から撤退した老舗メーカーも少なくありません。
お客様が必要とする限り、従来の設計をサポートするというのが常にADLINKのビジネスモデルとなってきました。ADLINKが、既存のシステムで使用できる最新で長寿命のETXモジュールへの移行を望むお客様に最適な製品を提供できるのはそのためです。ADLINKのソリューションはIntel Atom® プロセッサE3800シリーズのSoC(旧コード名:Bay Trail)を採用したETX-BT です。このIntel Atom®製品は、PATA IDE、ISAバス、PCIバス、シリアル/パラレル・ポート、VGA、LVDS(Hsync/Vsyncモード)といった既存のすべてのETXインタフェースにフル対応できる最新のプロセッサです。ETX-BT は産業用(0℃~60℃)バージョンと耐久性に優れたExtreme Rugged(-40℃~+85℃)バージョンの両方で使用できるだけでなく、Intel Atom®プロセッサE3800シリーズのリリース後15年というIntelのライフサイクルに準じる10年のライフサイクルを保証しています。
ADLINKのETXおよびCOM Expressの両モジュールを担当するプロダクトマネージャのアレックス・ワン(Alex Wang)は次のようにコメントしています。「ETX-BT はお客様がこれからも必要とする最新のETXモジュールであることは間違いない。ADLINKは、生産を終了した他社のETXモジュールからETX-BT に移行できるよう多数のお客様を支援してきた。また、システムの構築、ソフトウェアのバックポート、BIOSの変更など、お客様が新しいモジュールへのスムーズな移行に必要なことは何でも行ってきた。」
「その結果、産業オートメーション、交通、医療、検査・計測の分野で過去に類を見ない多数の成功事例が報告されてきた。複数のETX設計に多額の投資を行ってきたお客様は、モジュールのできるだけ円滑な供給ラインを確保するためETXキャリアボードの開発さえ進めてきた。同社の製品全体で年間40,000台のETXモジュールの需要が見込まれている。」
ADLINKはETXフォームファクタのコンピュータオンモジュール市場のパイオニアで、既存のETX採用システムの稼働時間の維持や延長が可能になるようお客様を支援し続けています。ADLINKがお客様のETX製品の更新およびアップグレードを支援する詳しい情報については、お近くのADLINK代理店までお問い合わせください。
詳しくは、以下を参照してください: https://www.adlinktech.com/jp/Computer_on_Modules_ETX.aspx
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ADLINKについて
ADLINK TechnologyはIIoTシステム構築の煩雑さの軽減を目指すエッジコンピューティングのグローバルリーダーです。ADLINKは、産業オートメーション・製造、ネットワーキング・通信、医療、インフォテイメント・店舗、交通、行政、軍事産業向けの最適なIIoTソリューションを構築するのに必要なハードウェア、コネクティビティ、ソフトウェアを提供しています。ADLINKの充実したIIoTソリューションには、組込みビルディングブロックおよびインテリジェントなコンピューティングプログラム、多機能なエッジプラットフォーム、データ接続および抽出デバイス、データ移動のための安全なソフトウェア、データストリーミング用アセットおよびデバイスの監視、管理、分析のためのマイクロサービスなどが含まれています。
ADLINKは「Intel® Internet of Things Solutions Alliance」のプレミアメンバーで、AIをエッジ産業に導入するためNVIDIAと戦略的提携関係を構築しています。また、PICMG(PCI Industrial Computer Manufacturers Group)、SGeT(Standardization Group for Embedded Technologies)、欧州電気通信標準化機構(ETSI)、オープン・コンピュート・プロジェクト(OCP)、Eclipse IoT、ロボティクスのROS-Industrial Consortiumなど多数の標準化団体および相互運用性イニシアティブで積極的に活動しています。
ADLINKの製品は、世界中の流通ネットワークを通して、5大陸40カ国以上で販売されています。さらに、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX台湾証券取引市場に正式上場(株式銘柄コード:6166)しています。
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ADLINKジャパン株式会社
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