ETX-BT は最新の Intel Atom® プロセッサ E3800 SoC シリーズに基づき、最新の 22nm 処理テクノロジー、3-D Tri-Gate トランジスタを搭載し、システム性能とエネルギー効率の大幅な改善を実現しました。E3800 SOC シリーズはプロセッサと GPU コア、そしてすべての I/O をシングルチップに統合しました。プロセッサの性能はシングルコア Intel Atom® プロセッサ E3815、1.4GHz からクアッドコア Intel Atom® プロセッサ E3845、1.9GHz へと拡張可能です。同じマイクロ構造に基づく 2 つのクアッドコア Intel® Celeron® プロセッサもご用意しています。
モジュールは最大 8 GB の DDR3L システムメモリ対応シングル SODIMM に対応しており、高解像度 VGA とシングル/デュアルチャンネル LVDS への統合サポートを備えています。またオプションで 3 台めのディスプレイをオンボードフラットケーブルコネクタから接続することができます。ETX-BT のグラフィックコアは 2 台の独立型ディスプレイに対応しており、旧 ETX モジュール世代よりも各段に進化しています。旧 ETX モジュールに代わって投入された ETX-BT は、ETX フォームファクタの通常の旧式インタフェースにも完全に対応しているため、フルデュアル PATA IDE とマスタ/スレーブ、ISA バス、PCI バス、 シリアル/パラレルポート、Intel ベースの 10/100Mbps LAN など利用可能です。旧式の PATA フラッシュデバイスから移行するにつれ、モジュールは 2 ~ 64 GB 容量のはんだ付け形式 SATA ベース SSD をオプションで搭載するようになりました。
SEMA 機能搭載の ADLINK ETX-BT コンピュータ・オン・モジュールは、IoT(モノのインターネット)にすぐに適用できます。ETX-BT は従来の産業デバイスやその他の IoT システムをクラウドに接続し、これらのデバイスからローデータを抽出することができます。一部のデータはローカル保存、一部のデータはクラウドに送ってさらに分析するなど、柔軟に対応できます。こうした分析結果は企業の意思決定などに役立つ重要な情報を提供することができるため、ビジネスチャンスの拡大にもつながります。