- ADLINKは、5Gを超える6Gの将来に向けた技術の探求にフォーカスした最初のリサーチイニシアティブであるJB5GRIに加わった10社のテクノロジーリーダーのうちの1社です。
- ADLINKでは、エッジ、フォグ、マルチアクセス・エッジコンピューティングなどの分散インフラストラクチャ管理および分散通信における専門的な知識や技術を提供しています。
- JB5GRIは、2030年までに結果を予想する複数の仮想的AIoTユースケースを研究することに加え、プロジェクトの提案であるKAIROSを「Smart Connectivity Beyond 5G」と呼ばれるEUの「Horizon 2020」プログラムに提出しました。
2020年9月24日 – エッジコンピューティングのグローバルリーダーである
ADLINK Technologyが、他の9社と共に、5G後のテクノロジーの探求に加わりました。世界的な
Joint Beyond 5G Research Initiative (JB5GRI)は、この種の規模のリサーチイニシアティブでは初めて、6Gに向けた将来像を検討・構築します。
ADLINKはJB5GRIの一員として、AIによるネットワークの自動化、通信を分散し、さらに細分化する方法、拡散スペクトラム通信の推進方法といった様々な技術の開発に参加します。JB5GRIは将来の移動体通信システムにとって有望な技術にフォーカスし、5Gを超える6Gによるネットワークやサービスに必要な技術の標準化に向けた準備や調整で先行することを目指します。
ADLINKアドバンストテクノロジーオフィスのシニアテクノロジストで研究員のルカ・コミナルディ(Luca Cominardi)はこうコメントしています。「ADLINKは未来に向けた準備を勧めている。新世代のモバイル・ネットワークの構想が商業化されるまでには10年ほどの期間が必要である。6G製品の生産体制を整えるためには、研究開発に直ちに着手する必要がある。」
JB5GRIが研究を進める仮想的ユースケースには以下の事例が含まれます:
- 未来のAIコネクテッドカー
- エンドツーエンドのサイバーセキュリティを備えた分散AI上に構築されたネットワーク全体のリソース共有
- AR/VRのスマートグラスを使ったタッチインターネット
- THz帯域のビームフォーミングの検証
ADLINKは、エッジ、フォグ、マルチアクセス・エッジ・コンピューティング(MEC)などの分散通信、分散管理および分散コンピュータにおける専門的な知識や技術をJB5GRIに提供しています。ADLINKの加入により、ADLINKがZenoh、Fog05、Cyclone DDSなどのオープンソースのEclipse Edge NativeやIoTプロジェクトをリードしていることが明らかにされるでしょう。
- Zenohは、フォグやエッジコンピューティングにおけるデータ管理の問題に対処するためにゼロから構築された新しいメッセージングプロトコルです。Zenohのパラダイムは、制約のあるシナリオをインターネットのスケールに拡大できるよう分散化されています。
- Fog05はフォグやエッジのインフラストラクチャに従って、分散型デバイス、仮想化アプリケーション、ロボット操作の分散インフラストラクチャ・管理に対応しています。
- Cyclone DDSは、重要なIoTシステムで使用されるOMG Data Distribution Service(DDS)規格の最も急速に普及が進む新しいオープンソースの実装です。
ADLINKは現在、Open RANイニシアチブとプライベート5Gネットワークのロールアウトを促進するMECエッジサーバ、処理を加速するヘテロジニアスコンピューティングに対応したエッジAIハードウェア、分散型システムを接続してリアルタイムでインテリジェントな意思決定を可能にするADLINKのDDSやADLINK Edge™などのソフトウェアを含む、今日の5G要件に対応したハードウェアおよびソフトウェアを備えています。
「このリサーチイニシアティブへの加入で、5Gおよびポスト5Gに対するADLINKのコミットメントが実証される。ADLINKの現在の5G、AI、IoTエッジハードウェアおよびソフトウェアに期待を寄せているお客様は、ADLINKがお客様の将来の必要も忘れていないことを確信できる。ADLINKでは5Gを超えるものへの投資をすでに始めている。」
JB5GRIは、プロジェクトの提案であるKAIROS(Knowledge and Artificial Intelligence-based smart networks for Reliable mobile cOmmunicationS、信頼性の高い移動体通信向けのナレッジおよび人工知能ベースのスマートネットワーク)を、EUの「
Smart Connectivity Beyond 5G」と呼ばれるHorizon 2020プログラムにすでに提出しています。
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ADLINKについて
ADLINKはエッジコンピューティングのグルーバルリーダーです。ADLINKの理念は、AIで人、場所、物を結ぶことで、社会や産業界にポジティブな変化をもたらすことです。ADLINKの製品には、堅牢なボード、リアルタイムのデータ収集ソリューション、AIoT向けアプリケーションが含まれています。ADLINKは製造、通信、ヘルスケア、軍事、エネルギー、インフォテイメント、交通といった多数の垂直市場に製品やサービスを提供しています。
また、「Intel® IoT Solutions Alliance」のプレミアメンバー、NVIDIAのパートナーであるだけでなく、Eclipse、OCP、OMG、ROS2 TSCといった規格の策定に参与しています。ADLINKの製品は、世界中の流通ネットワークを通して、5大陸40ヶ国以上で販売されています。さらに、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX(台湾証券取引市場)の上場企業(株式銘柄コード:6166)の1つです。詳細については、
www.adlinktech.com/jp/をご覧ください。
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