- ADLINK、ティアフォー、AutoCoreは自動運転車および移動ロボットのヘテロジニアスコンピューティングプラットフォームで使用する、スケーラブルで、高性能で機能的に安全なミドルウェアの提供で提携します。
- この提携で、Autoware.AutoおよびEclipse Cyclone DDSを含むオープンソースのROSベースのプロジェクトに貢献するという以前からのコミットメントは継続されます。
- このパートナーシップは、エッジAIテクノロジー、データ駆動型ミドルウェア、自動運転ソフトウェア、ヘテロジニアスコンピューティングを統合して、広範な次世代自動運転アプリケーションの開発を進めるのに役立ちます。
2020年7月16日 – エッジコンピューティングのグローバルリーダーであるADLINK Technologyと自動運転ソフトウェア開発業者のティアフォーは、インテリジェント車両プラットフォーム開発企業のAutoCoreと提携して、より安全な自動運転車や移動ロボットの開発に役立つ自動運転用ミドルウェアとアプリケーションのイノベーションを進めています。三社は、自動運転車および移動ロボットのヘテロジニアスコンピューティングプラットフォームで使用する、スケーラブルで、高性能で、機能的に安全なミドルウェアの提供を目指します。
「Autoware Foundation」および「ROS 2 Technical Steering Committee」(TSC)のメンバーであるADLINKのフィールドCTOのジョー・スピード(Joe Speed)はこうコメントしています。「ADLINK、ティアフォー、AutoCoreはすばらしい組み合わせである。自動運転はだれもが利用できるものでなければならないと我々は考えている。三社が協力すれば、低コスト、高電力効率で複数のプラットフォームでインテリジェントモビリティを実現化し、自動運転技術の広範な普及が可能となる。」
上記の三社は、ROS 2ベースの自動運転用オープンソースソフトウェアであるAutoware FoundationのAutoware.Auto、Eclipse FoundationのオープンソースプロジェクトであるEclipse Cyclone DDS、ティアワンのロボットオペレーティングシステム(ROS)用ミドルウェアの普及で提携しています。ADLINK、ティアフォー、AutoCoreは、乗客、貨物、無人航空機、自律型移動ロボット向けの広範な次世代自動運転アプリケーションを開発して、車両の性能および信頼性を向上させることを目指しています。
AutoCoreの共同創業者でCTOのチェン・チェン(Cheng Chen)氏はこう述べています。「これらの重要な自律型アプリケーションには、データセントリックなミドルウェアとインテリジェントなエッジプラットフォームが必要不可欠である。モジュラ、オープンソース、AIテクノロジーの分野でのAutoCoreの専門的な知識や技術を活用すれば、安全性重視のハードウェアとソフトウェアで自動運転コミュニティを迅速に支援できる。ADLINKおよびティアフォーとの提携で、AutowareやEclipse Cyclone DDSの開発が加速される。我々の目標は、ヘテロジニアスコンピューティングプラットフォーム上で安全な動作が確認されているミドルウェアと最適化されたスタックを活用して、テクノロジーの商品化を促進する道を切り開くことである。」
ティアフォーの創業者兼CTOで、「Autoware Foundation」理事長でもある加藤真平氏はこう語っています。「ADLINKおよびAutoCoreとのこのコラボレーションは、自動運転プロジェクトに参入し、Autowareのエコシステムを拡大する絶好の機会となる。 ティアフォーの専門的知識と画期的な技術で、Autowareを採用した自動運転車の開発に弾みがつくのは間違いない。」
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ADLINKについて
ADLINKはエッジコンピューティングのグルーバルリーダーです。ADLINKの理念は、AIで人、場所、物を結ぶことで、社会や産業界にポジティブな変化をもたらすことです。ADLINKの製品には、堅牢なボード、リアルタイムのデータ収集ソリューション、AIoT向けアプリケーションが含まれています。ADLINKは製造、通信、ヘルスケア、軍事、エネルギー、インフォテイメント、交通といった多数の垂直市場に製品やサービスを提供しています。
また、「Intel® IoT Solutions Alliance」のプレミアメンバー、NVIDIAのパートナーであるだけでなく、Eclipse、OCP、OMG、ROS2 TSCといった規格の策定に参与しています。ADLINKの製品は、世界中の流通ネットワークを通して、5大陸40ヶ国以上で販売されています。さらに、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX(台湾証券取引市場)の上場企業(株式銘柄コード:6166)の1つです。
AutoCore.aiについて
AutoCore.aiは2018年3月に設立され、カスタマイズ機能を内蔵した、低コストで低電力の、拡張性と信頼性に優れたシステムの機能的に安全なミドルウェアとSoCインディペンデントなヘテロジニアス・コンピューティング・プラットフォームの開発に特化しています。AutoCore.aiはプラットフォーム・プロバイダとして、自動運転システムの現在の構想、設計、開発方法に革命をもたらすことを目指しています。
詳しくは次のサイトを参照してください:
http://www.autocore.ai
ティアフォーについて
日本を拠点とするディープテクノロジー企業であるティアフォー(Tier IV)は、できるだけ多くの個人や組織の時間と空間の制約を取り除くことにより、すべての人が自動運転の実現化から得られるメリットを享受できる優れた社会へとつながる安全なインテリジェント自動車を構築するためのテクノロジーの共有に特化しています。2015年12月に設立されたティアフォーは、Autowareとしても知られる世界初の自動運転用オープンソースソフトウェアの開発をリードし、ラストワンマイルの無人モビリティと物流の概念検証を実行してきました。ティアフォーとそのグローバルパートナーは、世界中でAutowareベースの製品を展開し、自動運転車の商業化を実現するターンキーソリューションの提供を進めています。
詳しくは次のサイトを参照してください:
https://tier4.jp/
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