MXE-5300シリーズEOLのお知らせ
最終購入可能日:2019年1月15日
最終出荷日:2021年1月15日Matrix MXE-5300 は ADLINK の Matrix E シリーズの最新製品であり、Intel® Core™ i7-2710QE クアッドコアプロセッサをベースにしています。消費電力は最低限にとどめ、システム性能を従来品から 150% もパワーアップ。様々な特殊ニーズにも対応できる優れた処理能力を発揮します。
新たなデザインでシステム部品の交換やメンテナンスも容易になった MXE-5300 では、ストレージ、メモリ、ワイヤレスモジュールなどにストレスなくアクセスすることができます。機械工学の分野における独自の優性を生かして開発された MXE-5300 シリーズは、-20℃ ~ 70℃ という広範囲にわたる動作温度に対応し、5 Grms の耐震性、9-32V の幅広い DC 入力など、人気の Matrix E シリーズの機能をすべて網羅しています。
さらに、MXE-5300 は 3G、GPS、WiFi、Bluetooth などのワイヤレスプロトコルに対応するデュアルMini PCIe ソケットと USIM ソケットを備えています。ADLINK 独自のワイヤレス技術により、MXE-5300 は産業レベルのワイヤレス性能を実現します。
Intel® アクティブ・マネジメント 7.0 を備えた MXE-5300 はリモートシステムの管理を行うことができるため、イーサネット接続を通して MXE-5300 から用意にメンテナンス、診断、更新、BIOS 設定などを行うことができます。
プロセッサの優れた性能、セキュリティと管理機能、優れたワイヤレス機能、豊富で拡張性の高い I/O 機能を備えた、コンパクトで堅牢な ADLINK MXE-5300 は、幅広いニーズ対応することができます。
MXE-5300 パンフレッドのダウンロード:

トップパフォーマンス 第 2 世代の Intel® Core™ i 構造を備えた MXE-5300 は、改善を経た優れたシステムパフォーマンスを提供します。さらに、新たな統合型 Intel® HD グラフィックエンジンがグラフィックパフォーマンスを大幅アップ。
際立つワイヤレス機能 オプションの RF マッチングモジュール搭載で MXE-5300 のワイヤレス性能はさらに向上:
- HSDPA CAT.10、HSUPA CAT.6、WCDMA 通信
- 最低 1Mbps を維持しながらも 300M で 802.11 a/b/g/n の使用を可能にします。
- BT3.0 の 100M 操作範囲に対応。
- GPS コールドスタート時間 25 秒以内。
進化した機械設計 MXE-5300 はパフォーマンス向上のための機械および熱機性能が強化されています。カスタマイズされた銅線管により放熱効果が向上し、メモリおよびストレージ安定器が激しい振動への耐性を提供し、陽極酸化処理アルミ合金シャーシが衝撃や衝突からシステムを保護します。産業用 SSD ストレージの使用を通して、MXE-5300 は -20℃ ~ 70℃ という広範囲にわたる動作温度に対応します。重要な基幹システムや過酷な環境での使用に耐えうる、信頼できるパフォーマンスをお約束します。
遠隔管理機能 MXE-5300 は Intel® AMT 7.0 テクノロジーに対応しており、インタネットを通して組込デバイスの遠隔監視や制御を行うことができます。OS 障害の際はシステムを遠隔地点から再起動させたり、各種干渉があった際はシステムをウェブから切断するなどして、ほかのデバイスへの影響を防ぐことができます。
豊富な I/O機能 
MXE-5300 は 4 つのシリアルポート、6 つの USB ポート(2 つの USB 3.0 ポート)、4 つの 絶縁デジタル I/O、4 つのギガビットイーサネットポートなど、多様な I/O インタフェースを備えています。さらに、MXE-5300 はワイヤレスニーズのため、2 つのMini PCIe と 1 つの USIM ソケットを備えています。
優れたメンテナンス性 MXE-5300 はシステムインストールのしやすい、ユーザフレンドリーな設計です。上カバーは 1 つのねじを外すだけで取り外すことができ、ホットスワップのフィルタ設計のため、メンテナンスの所要時間を短縮し、システムの信頼性を高めることができます。

- 蝶ねじで取り外せる背面カバーでテナンスが容易です。



- 内部ケーブルフリー設計

現代のオートメーション化された産業環境では、データ収集、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)、モーション制御、マシンビジョンなど、様々なニーズのある状況で、システムは複数のタスクをこなしていかなければなりません。産業オートメーションにおける傾向として、仮想化技術を駆使して、これまでは別々だったサブシステムを 1 つのシステムに統合するという動きが多くみられるようになりました。
かつては別々に行っていた操作などを、高度な仮想化技術を使うことで、1 つのホストシステム内で共存させるということです。お客様にとって、作業負荷をひとつに凝縮させることは、デバイスの縮小化を図ることにつながります。より狭いスペースで複雑な環境を構築することになります。
Intel® 産業用ソリューション・システム統合シリーズには、ADLINK のファンレス産業用コンピュータである MXE-5301 が搭載されています。ファンレスで省電力、そしてクアッドコアの Intel® Core™ i7 プロセッサと Intel® バーチャライゼーション・テクノロジー (Intel® VT) 2 を備え、さらに RS-232/422/485、USB 2.0、3.0、イーサネット、DVI-I コネクタによる VGA+DVI デュアルディスプレイ出力、Mini PCI Express ソケットを含む共通 I/O に対応しています。プラットフォームはファンレスかつ堅牢で、産業環境に耐えることができます。また、最低 120 GB のドライブと 16 GB DDR3 メモリに対応しています。このソリューションは、すぐにリリース可能なソフトウェアスタックや 3 つのあらかじめ設定されたバーチャルマシン (VM) と組み合わせ、リアルタイムで組込式のオペレーティングシステムを実行します。開発者は Wind River VxWorks* RTOS の 2 つのインスタンスを利用して、リアルタイムでアプリケーションを実行することができます。また、同時に組込式または汎用アプリケーションを Wind River Linux* 5.0 で実行することができます。複数の OS 環境で開発者がアプリケーションを移動するために、開発キットが Wind River Workbench* 開発環境を提供します。
関連リンク
Intel 産業用バーチャライゼーション開発キット