- ADLINKとカノニカル(Canonical)社との両社は、カノニカル社が支援するUbuntu Linuxがインストールされ、同ライセンスが供与されたデバイスをADLINKがお客様に提供できることで合意しました。
- 認定されることで、Ubuntu Linuxのパッチと最新バーションがADLINKのデバイスに確実にインストールされ、デバイスが最新のオペレーティングシステムとセキュリティリビジョンを実行することが保証されます。
- お客様には完全で、十分に検証されたソリューションが顧客に提供されるので、お客様は市場投入までの時間を短縮し、IoTソリューションの安全性を確保できます。
2021年3月3日 – エッジコンピューティングのグローバルリーダーである
ADLINK Technologyとカノニカル社は、Embedded Worldにて、Ubuntu Linuxオペレーティング・システム(OS)でADLINKのデバイスを事前認証し、完全なハードウェアおよびソフトウェアデバイス製品を作成する契約を締結したことを発表しました。これにより、デバイスを使用している限り、最新のセキュリティと機能にフル対応した完全なハードウェアおよびソフトウェア製品が提供されることになります。また、お客様がデバイスのOSを自分でインストールしたり、OSのプロバイダからライセンスやサポートの供与を受けたりする必要がなくなります。 さらに、ADLINKは、ODM(Original Design Manufacturer)のお客様に認証とライセンスを供与することで、ODMプロジェクトに対応できるようになります。ADLINKのデバイスにUbuntu Linuxがプリインストールされるようになることで、ADLINKのお客様はOSのリリースが終了するまで、完全で継続的なテクニカルサポートと自動更新サービスをカノニカル社から受けられるようになります。
Ubuntu Linuxは、大規模な組込みシステム向けの最先端のLinuxディストリビューションで、自律型ロボットや自動運転車向けの最も一般的なオープンソースのオペレーティングシステムです。開発元のカノニカル社はUbuntuのアップデート時に、最新のセキュリティと支援を提供しています。
ADLINKのAIおよびIoT向けエッジソリューションの副責任者であるスティーブ・キャミッシュ(Steve Cammish)はこうコメントしています。「お客様が産業用自オートメーション向けのIoTソリューションを導入する場合、様々なハードウェアデバイスと一緒にADLINK Edge™ソフトウェアを使用することが少なくない。ADLINKでは、最新のセキュリティパッチやアップデートなどでオペレーティングシステムを簡単に更新できるよう、最高のユーザー体験をお客様に提供したいと考えている。カノニカル社と緊密に提携し、Ubuntu LinuxでADLINKのシステムを事前認証することで、そうしたユーザー体験の提供に加え、より容易で安全なIoTシステム開発が可能となる。」
カノニカル社とADLINKの両社は、ROS 2の開発を支援する業界のリーダー企業で構成されるROS 2(Robot Operating System 2)技術運営委員会のメンバーで、プロジェクトの技術的な方向性を決定する責任を担っています。
カノニカル社のIoT &デバイスのVPであるトム・キャニング(Tom Canning)氏はこう述べています。「産業用ゲートウェイを使用している場合でも、ロボット工学とAIの分野でイニシアチブを追求している場合でも、ADLINKとカノニカル社のお客様は、事前に認定されたスタックを利用して開発を加速できる。」
ADLINKとカノニカル社の技術は、2021年10月にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催される最初の高速無人自律走行車対戦レースの「
インディー・オートノーマス・チャレンジ」といった様々なロボットおよび自動運転技術発展の基盤となっています。
ADLINKとカノニカル社の合意に関する詳細については
Embedded Worldを参照してください。
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ADLINKについて
ADLINKはエッジコンピューティングのグローバルリーダーです。ADLINKの理念は、AIで人、場所、物を結ぶことで、社会や産業界にポジティブな変化をもたらすことです。ADLINKの製品には、堅牢なボード、リアルタイムのデータ収集ソリューション、AIoT向けアプリケーションが含まれています。ADLINKは製造、通信、ヘルスケア、軍事、エネルギー、インフォテイメント、交通といった多数の垂直市場に製品やサービスを提供しています。
また、「インテル® パートナーアライアンス」のチタンメンバー、NVIDIAのパートナーであるだけでなく、Eclipse、OCP、OMG、ROS2 TSCといった規格の策定に参与しています。ADLINKの製品は、世界中の流通ネットワークを通して、5大陸40ヶ国以上で販売されています。さらに、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX(台湾証券取引市場)の上場企業(株式銘柄コード:6166)の1つです。詳細については、
www.adlinktech.com/jp/をご覧ください。
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