- MECS-6110エッジサーバを使えば、専用ハードウェアからネットワークリソースを抽出して、ホワイトボックスのuCPE(汎用顧客構内機器)でソフトウェアにより実行されるネットワーク機能の仮想化(NFV)の開発が容易になります。
- MECS-6110は、ソフトウェア・デファインド・ワイドエリアネットワーク(SD-WAN)や次世代ファイアウォール(NGFW)などの複数のネットワークサービスとセキュリティ機能をあらゆる規模の企業に効率的に提供できる汎用エッジプラットフォームを実現します。
- ADLINKのMECS-6110エッジサーバは、uCPE向けのインテルSelectソリューションに認証されたオープンプラットフォームを提供し、通信サービス・プロバイダ(CommSP)が厳格な導入前試験によるシステム性能の検証で迅速に市場に進出するのを可能にします。
2021年2月24日 – エッジコンピューティングのグローバルリーダーである
ADLINK Technologyから、CentOS上のuCPE(汎用顧客構内機器)向けのインテルSelectソリューションに認証されたMECS-6110エッジサーバがリリースされました。同エッジサーバは広範なエッジベースの通信、ネットワーク、ホステッドサービスにデプロイメントできます。サービスプロバイダがSD-WANなどの仮想化ネットワーク機能を導入する場合、汎用マルチアクセス・エッジ・コンピューティング(MEC)エッジサーバが最適なプラットフォームとなります。MECシステムは、集中管理されたデータセンターではなく、ネットワークのエッジでデータを処理するので、遅延を防ぎ、応答時間を短縮して、範囲と計算の制約を取り除くのに役立ちます。
プロバイダはMECS-6110などのMECエッジサーバとネットワーク機能の仮想化(NFV)などの仮想化テクノロジーの併用により、多数の専用の通信プラットフォームを導入しなくても、ソフトウェアを使ってネットワークサービスを提供できるようになります。MECシステムはホワイトボックスの汎用処理プラットフォーム上で動作するので、設備投資(CapEx)支出が削減されるだけでなく、クラウドベースの自動化および管理が可能になるため、運用コスト(OpEx)も低減できます。
ADLINKのネットワーキングおよび通信事業部責任者のジュリアン・イエ(Julian Ye)はこうコメントしています。「ADLINKから、uCPEリファレンスデザイン向けのインテルSelectソリューションに対応しMECサーバのMECS-6110エッジサーバがリリースされた。これは、ネットワーク機能仮想化向けの認証済みネットワーキング・プラットフォームをネットワークおよび通信サービスプロバイダに提供する。ADLINKのオープンスタンダードベースの認証済みMECS-6110プラットフォームにより、お客様はクラウドやモバイルネットワークのエッジに対応した独自の次世代アプリケーションの開発に労力を集中できるので、市場投入までの時間を短縮できる。また、ADLINKがエッジサーバに最新技術を統合するためにインテルと共同で進めた作業からの恩恵も受けられる。」
インテルSelectソリューションは、最適化された予測可能な結果をもたらす定義済みの構成基盤を提供することで、インフラの評価とデプロイメントの問題を最小限に抑えるように設計された、事前定義済みのワークロード最適化ソリューションです。これらのリファレンス設計は、OEM (Original Equipment Manufacturer) および ODM (Original Design Manufacturer) により検証され、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)によって認定され、インテルによって認証されます。MECS-6110には、強力なIntel Xeon Dプロセッサ、最適化されたソフトウェアスタック、仮想化ネットワークなどの通信アプリケーション向けに設計された高性能のホワイトボックス・エッジサーバが統合されています。
MECエッジサーバシステムはネットワークの両端に配置されるので、使いづらく、問題の発生する場合が少なくないデプロイメント環境でも使用できます。MECS-6110は、防塵、耐衝撃、耐震設計を採用し、-5℃~+55℃の動作時温度範囲に対応しています。MECS-6110のフットプリントは小型の1Uシャーシで、システム深度は420mmです。I/Oはすべてフロントアクセスで、GPU、FGPA、QATアダプターなどのアクセラレーションハードウェアを接続できるFHFL PCIe拡張スロットを2基備えています。
ADLINKのMECS-6110の詳細については、
こちらの製品ページを参照してください。
uCPE向けのインテルSelectソリューションの詳細については、
こちらのソリューションのウェブページを参照してください。
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ADLINKについて
ADLINKはエッジコンピューティングのグローバルリーダーです。ADLINKの理念は、AIで人、場所、物を結ぶことで、社会や産業界にポジティブな変化をもたらすことです。ADLINKの製品には、堅牢なボード、リアルタイムのデータ収集ソリューション、AIoT向けアプリケーションが含まれています。ADLINKは製造、通信、ヘルスケア、軍事、エネルギー、インフォテイメント、交通といった多数の垂直市場に製品やサービスを提供しています。
また、「Intel® IoT Solutions Alliance」のプレミアメンバー、NVIDIAのパートナーであるだけでなく、Eclipse、OCP、OMG、ROS2 TSCといった規格の策定に参与しています。ADLINKの製品は、世界中の流通ネットワークを通して、5大陸40ヶ国以上で販売されています。さらに、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX(台湾証券取引市場)の上場企業(株式銘柄コード:6166)の1つです。詳細については、
www.adlinktech.com/jp/をご覧ください。
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