
自動運転のための 画像認識ソリューション

TIER IVのAutomotive HDR Camera (C1/C2)
カメラは、現在のL2先進運転支援システム (ADAS) ソリューションや、将来のL3およびL4自動運転アプリケーションにおいて重要な要素の一つです。 TIER IV は、様々な困難なセンシング環境において信頼性の高いパーセプション結果を提供するために、最適なパフォーマンスを実現するソフトウェア設計のノウハウを注ぎ込むことで、車載用HDRカメラソリューションを開発してきました。
- 120dB HDR、モーションアーチファクトを軽減、LEDフリッカーを軽減(LFM)
- 夜間に高画質を実現する高感度機能
- レンズ歪み補正を含む様々な画像処理をエッジで実現するISPを統合し、ECUの計算負荷を軽減
- 柔軟な解像度オプション:C1 2.5Mpix、C2 5.4MPix
- 多彩なレンズオプション:46°~180°の画角をサポートし、パーセプションと遠隔監視を実現
- Autoware対応 (ROS 1/2 ドライバサポート)
- 動作保証温度範囲 :-40℃~85℃
- IP69Kの防塵・防水性能
- 5軸アクティブアライメントプロセスにより、レンズ位置を高精度に調整
- ギガビットマルチメディアシリアルリンク2(GMSL2)の採用により、車載用マルチストリーミングとトリガー機能をサポート
- ISO 26262の機能安全レベルASIL B*とIATF 16949自動車品質管理システムに準拠
- AEC-Q100認証部品による高信頼性

ADLINKのロボットコントローラ/AI対応パーセプションECU (RQX-58G)
ADLINKのRQX-58Gは、TIER IVのキャプチャシステムにおいて、最大8台のカメラと接続し、時間同期機能によりセンサフュージョンや物体認識機能に必要なデータ処理を提供するパーセプションECUとして使用されています。 RQX-58Gは、信号機や動体などのパーセプションタスクのためのセンサフュージョン技術をサポートし、複数のカメラと他のセンサー間の画像キャプチャの正確な同期を実現します。
- NVIDIA® Jetson AGX Xavier™モジュール搭載
- 消費電力がわずか30Wで、ワットあたりの優れたパフォーマンス
- カメラ、LiDAR、GNSS、IMUなど、さまざまなセンサーを接続できる包括的なI/Oを搭載
- ADLINKのNeuronSDK™を統合し、開発を簡素化・効率化し、また内蔵DDSにより、共有メモリによるレイテンシーを低減し、信頼性を確保
- GMSL2接続で最大8台のカメラに対応し、広帯域かつ高速な画像データ伝送を実現
- 各種センサー(ビデオカメラ、LiDAR、GNSS)のデータを正確に時刻同期し、センサフュージョンを実現
- AI 画像認識用の Tensor コアを備えた 512 コアの Volta GPU
- グラス・トゥ・グラスのレイテンシー:120ms以下
- TIER IV C1カメラドライバーをプリインストールし、統合を簡素化

センサフュージョン & 同期
TIER IVのAutomotive HDR Camera(C1/C2)カメラとADLINKのAI対応パーセプションECU(RQX-58G)の統合により、カメラを個別にトリガー制御し、複数のカメラからの画像データをLiDARデータと完全に同期させてセンサフュージョンを実現することが可能です。本ソリューションは、パーセプションタスクにおける画像認識だけでなく、画像データを圧縮して送信し、遠隔監視に活用することも可能です。


お問い合わせ
TIER IVのAutomotive HDR Camera(C1/C2)とADLINKのAI対応パーセプションECU(RQX-58G)は、両社において事前に動作検証が行われたドライバがプリインストールされた形で提供されるため、ユーザーは複雑な環境構築のプロセスを経ずに画像認識アプリケーションの開発を開始することができます。