ADLINK、COM Express Type 2のサポートを持続
ADLINKが既存システムのドロップイン代替品の新型COM Express Type 2モジュールをリリース
2019年8月19日 – ADLINK Technologyから、人気の高い(「Skylake」および「Kaby Lake」という開発コード名で呼ばれていた)第6/7世代のIntel® Core™プロセッサを採用した最新のCOM Express Type 2コンピュータオンモジュールが発表されました。新型のExpress-SL2/KL2モジュールはType 2に関連した従来のすべてのI/Oに対応しているので、既存のType 2対応システムの製品寿命を今後最低10年延長できます。
ADLINKプロダクトマネージャのアレックス・ワン(Alex Wang)はこうコメントしています。「2005年のPICMG COM.0のフォームファクタの登場以来、PATA IDEおよびPCIバスに対応した初期のCOM Express Type 2仕様は、コンピュータオンモジュールの最も成功したフォームファクタの1つとなってきた。同仕様は今日でも、産業用自動化、交通、特殊装置などの市場で広く使用されている。8年ほど前に、HDMIやDisplayPortといった最新のインタフェースが登場したことで、現在のほとんどのプロジェクトは新しいCOM Express Type 6のピンアウトに移行してきた。」
しかし、COM Express Type 2にピンアウトを採用したキャリアの生産システムを維持する多くのシステムインテグレータやOEMにとって、Type 2はまだ必要不可欠な仕様となっています。ワンはさらにこう続けています。「人気の高かった第3世代のIntel® Core™プロセッサ(コード名「Ivy Bridge」)が最近生産を終了したことで、既存のシステムを継続稼働させるために新型のType 2モジュールのリリースを待望するお客様が少なくなかった。そうしたお客様は、スムーズな移行を可能にするため、性能が同等以上で、散熱性に優れたハードウェアとソフトウェアの両方のレベル(Intel同士)のドロップインソリューションを求めてきた。新型のExpress-SL2/KL2モジュールで、この問題は解決される。」
最新のExpress-SL2/KL2は第6/7世代のIntel® Core™プロセッサ(Celeron®およびXeon®搭載製品もオプションで用意)を搭載し、PCIバス、PATA、VGAといった従来のインタフェースに採用されているType 2のピンアウトに対応しています。また、ハードウェアの互換性に加え、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10、WES 7、Embedded Linuxから業界標準のYocto Project(https://github.com/adlink)、Ubuntu LTS、CentOSといった様々なオペレーティングシステムに対応しています。Express-SL2/KL2は従来規格と主要なソフトウェアに対応しているので、システムのスムーズな移行とパフォーマンスの向上を求めるお客様のニーズに適合しています。
お客様が必要とされる限り、従来の設計をサポートするということは常に、ADLINKのビジネスモデルになってきました。ADLINKはExpress-SL2/KL2のリリースで、生産を終了した他社製のCOM Express Type 2モジュールからお客様が問題なく移行するのをいつでも支援できるようになりました。また、お客様の期待に応えて、システムの構築、ソフトウェアのバックポート、BIOSの変更など、お客様が新しいモジュールへのスムーズな移行に必要なことは何でも行ってきました。
Express-SL2/KL2には商業用(0℃~60℃対応)および高耐久性(Extreme Rugged、-40℃~+85℃対応)の両方のバージョンが用意されています。
詳細はこちら:Express-SL2、Express-KL2
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ADLINKについて
ADLINK Technologyはエッジコンピューティングのグローバルリーダーです。私たちの使命はお客様のビジネスパフォーマンスを最適化するための高度なテクノロジーの使用を推進することです。堅牢なボード、プラットフォーム、ユーザーインタフェースを提供し、リアルタイムデータ接続ソリューション、エッジAIを介したマシンラーニングなど、最先端の専業コンピューティングのアプリケーションを実現します。これらはオペレーションの卓越性や新規収益源をサポートする革新的なエンドツーエンドのIoTソリューションも可能になります。ADLINKは、製造、ネットワーキング、通信、ヘルスケア、インフォテイメント、小売、エネルギー、輸送、政府、防衛などのバーティカルマーケットをカバーする顧客にサービスを提供しています。
ADLINKは業界をリードする技術パートナーたちである「Intel® Internet of Things Solutions Alliance」のプレミアメンバーで、またNVIDIAの戦略的Embedded Partnerであり、またEclipse、ETSI、OCP、OMG、OpenFog、PICMG、ROS-I、およびSGeTなど、多数の標準化団体および相互運用性イニシアティブで積極的に活動しています。
ADLINKの製品は、世界中の流通ネットワークを通して、5大陸40カ国以上で販売されています。さらに、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX台湾証券取引市場に正式上場(株式銘柄コード:6166)しています。
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