2019年3月20日 –ハイエンドなエッジコンピューティング製品のグローバル・プロバイダであるADLINK Technologyから本日、列車制御およびドライバ・インフォメーション・ディスプレイ向けに特別に設計された最新のドライバ・マシン・インタフェース(DMI)搭載タッチパネル・コンピュータDMI-1210が発表されました。
Intel Atom® x5-E3930プロセッサ(開発コード名Apollo Lake)を採用し、12.1インチ(4:3)の高解像度ディスプレイ、5線抵抗膜式タッチスクリーン、セキュラブルなI/Oインタフェースを搭載したDMI-1210は、運転台のHMIユニット、旅客情報システム用コントロールパネル、遠隔監視システムの制御/表示ユニット、列車診断および通信アプリケーションなどに実装できます。
DMI-1210はEN 50155認証済みの費用対効果に優れた商用オフザシェルフ(COTS)ドライバインタフェースで、列車無線表示、電子時刻表、診断表示機能、列車データレコーダなどの機能を提供できます。また、+16.8Vから+137.5V DCまでの広範なDC電源入力に対応しています。さらに、MVB、GNSS、3G/LTE、WLAN、Bluetoothといったアドオンモジュールにオプションで対応し、ユースケースの可能性を拡大するのに必要なツールをシステムインテグレータに提供します。DMI-1210はADLINKのSEMA(Smart Embedded Management Agent)機能に内蔵し、フロントパネルにステータスLEDを搭載しているので、手軽で効率的なヘルスモニタリングとシステム保守を可能にします。また、広範な動作時温度対応部品、絶縁I/O、コンフォーマルコーティング基板、セキュラブルなI/Oコネクタが厳選され、高レベルの保護規格(フロントIP65、リアIP42準拠)に対応しているので、システムの高度な耐久性と信頼性が実現されています。
ADLINKシニアプロダクト・マネージャのクリスタル・ツェン(Crystal Tseng)はこうコメントしています。「ADLINKは20年以上の専門的知識および技術を活用して可用性と信頼性に優れた組込みコンピューティングシステムを開発することで、通信ベースの列車制御(CBTC)、自動列車保護(ATP)、自動列車運転(ATO)、自動列車管理(ATS)、コンピュータベースの連結(CBI)、列車制御センター(TCC)、旅客情報、旅客用Wi-Fiサービスといった様々な沿線および車載アプリケーションを鉄道市場に提供するプレミアサプライヤとなっている。ADLINKはクラス最高のODM能力を備えているので、費用対効果に優れたフィールド実証済みの広範なCOTS製品に加え、開発から出荷までの期間を短縮できる様々なカスタムソリューションを提供できる。DMI-1210のリリースで、ADLINKのEN 50155認証対応製品が強化されるだけでなく、ADLINKが信頼性と応用性に優れたサービスをお客様に提供するのが可能となる。ADLINKは大手プロセッサおよびソフトウェア業者との長期的な戦略的パートナーシップを活用して、業界に求められる長期製品供給を可能にするライフサイクル管理と製品廃棄のベストプラクティスを確立できる。また、すべての主要地域で設計サービスを提供し、より迅速な対応、出荷時間の短縮、ビジネスのしやすさでお客様をサポートしている。」
厳しい動作環境に対応するように設計されたADLINKの産業規格準拠の高堅牢性製品は、テクノロジーおよびロードマッププランニングにおける高い柔軟性をお客様に提供します。ADLINKは、お客様が予算の制約を効果的に緩和し、技術移行と製品統合を円滑かつシステムレスに実行できるよう、より広範で費用対効果に優れた製品を構築するための開発に引き続き努めていきます。また、お客様が開発努力に傾注してエンドアプリケーションを差別化することによって、競争力を強化できるようにお客様を支援することをお約束します。
ADLINKのDMI-1210およびその他の鉄道用ソリューションの詳細については、ADLINKの製品 およびソリューションのWebページを参照してください。
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ADLINKについて
ADLINK Technologyはエッジコンピューティングのグローバルリーダーです。私たちの使命はお客様のビジネスパフォーマンスを最適化するための高度なテクノロジーの使用を推進することです。堅牢なボード、プラットフォーム、ユーザーインタフェースを提供し、リアルタイムデータ接続ソリューション、エッジAIを介したマシンラーニングなど、最先端の専業コンピューティングのアプリケーションを実現します。これらはオペレーションの卓越性や新規収益源をサポートする革新的なエンドツーエンドのIoTソリューションも可能になります。ADLINKは、製造、ネットワーキング、通信、ヘルスケア、インフォテイメント、小売、エネルギー、輸送、政府、防衛などのバーティカルマーケットをカバーする顧客にサービスを提供しています。
ADLINKは業界をリードする技術パートナーたちである「Intel® Internet of Things Solutions Alliance」のプレミアメンバーで、またNVIDIAの戦略的エンベデッドパートナーであり、またEclipse、ETSI、OCP、OMG、OpenFog、PICMG、ROS-I、およびSGeTなど、多数の標準化団体および相互運用性イニシアティブで積極的に活動しています。
ADLINKの製品は、世界中の流通ネットワークを通して、5大陸40カ国以上で販売されています。さらに、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX台湾証券取引市場に正式上場(株式銘柄コード:6166)しています。
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