- ADLINKのエッジAI技術、ティアフォーの自動運転ソフトウェア、ITRIの学術研究がAutowareに基づく自動運転車のソリューションおよびシステムの開発でタッグを組みました。
- Autowareは、米国運輸省を含む200以上の組織が採用しているオールインワンのオープンソース自動運転ソフトウェアです。
- 同アライアンスは、台湾で開始される公道でのPoC(Proof-of-Concept)フィールド試験の開発で地元政府と提携します。
2020年6月23日 – AIで人、場所、物を結ぶことで社会と業界に貢献することを目指す、エッジコンピューティングのグローバルリーダーであるADLINK Technology Inc.は、あらゆる自動運転の実現を目指して、ティアフォー(Tier IV)および台湾工業技術研究院(ITRI)と手を組みました。3社によるアライアンスは、オープンソースの自動運転テクノロジーのAutoware,に基づく高度な運輸・交通管理システムの共同開発に注力します。また、台湾で開始される公道でのPoC(Proof-of-Concept)フィールド試験で地元政府と提携し、Autowareの研究、知識、エコシステムの拡大を目指します。
ADLINKのネットワーキング・コミュニケーション・パブリック事業部(NCP)責任者のエリック・カオ(Eric Kao)はこうコメントしています。「これは、自動運転車両向けの最先端技術の開発を進めるADLINKの歩みの大きな里程標になる。ADLINKは、AIoT、エッジコンピューティング、軍事レベルの信頼性と堅牢性の実現に関する自社の専門的なノウハウに、Tier IVとITRIの特定領域における最先端の知識や技術を統合するこの戦略的パートナーシップにより、自動運転車市場向けの画期的なソリューションの開発に参入できる。」
Autowareは、米国運輸省(USDOT)の連邦高速道路局(FHWA)や新旧の自動車メーカーを含む200以上の組織が採用しているオールインワンのオープンソース自動運転ソフトウェアです。ADLINK、ティアフォー、ITRIによるアライアンスは、自動運転車およびセルフドライビング・アクセシビリティに関する企業開発と学術研究の相乗効果を高めることを目指します。
ティアフォーの創業者兼CTOで、「Autoware Foundation」理事長の加藤真平氏はこう語っています。「運転設計領域(ODD)、オープンソーステクノロジー、エコシステムは自動運転およびその関連システムを首尾よく構築するためのカギとなる。ティアフォーはAutowareの普及のため、ADLINKおよびITRIと提携できることに大きな期待を寄せている。」
工業技術研究院(ITRI)の副所長で、情報通信研究所の責任者であるチー・クー・チュエ(Tzi-Cker Chiueh)氏はこうコメントしています。「ITRIは台湾経済部(MOEA)の支援を受け、業界のパートナーたちと共に、地元のフィールドトライアルアプリケーション向けのコネクテッドテクノロジーと自動運転技術の開発を進めてきた。ティアフォーおよびADLINKと共に、ITRIの事業と技術を世界で展開できるのは絶好の機会である。」
この新たなアライアンスは、オープンソーステクノロジーを基軸に、エッジAI、自動運転ソフトウェア、工業技術の研究成果を統合して、地元政府と共に公道でのフィールド試験の概念検証(POC)を進めます。ADLINK、ティアフォー、ITRIは、台湾を手始めに、Autowareの採用、研究、開発を進めて、あらゆる自動運転の実現を目指します。[CTA(call to action)の挿入] 例- 「詳しくは以下を参照」または「Autoware foundationへの参加は以下を参照」または「7月1日のADLINKのウェビナーに参加して、自動運転車とエッジAIの詳細を学ぶ…」など]
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ADLINKについて
ADLINKはエッジコンピューティングのグルーバルリーダーです。ADLINKの理念は、AIで人、場所、物を結ぶことで、社会や産業界にポジティブな変化をもたらすことです。ADLINKの製品には、堅牢なボード、リアルタイムのデータ収集ソリューション、AIoT向けアプリケーションが含まれています。ADLINKは製造、通信、ヘルスケア、軍事、エネルギー、インフォテイメント、交通といった多数の垂直市場に製品やサービスを提供しています。
また、「Intel® IoT Solutions Alliance」のプレミアメンバー、NVIDIAのパートナーであるだけでなく、Eclipse、OCP、OMG、ROS2 TSCといった規格の策定に参与しています。ADLINKの製品は、世界中の流通ネットワークを通して、5大陸40ヶ国以上で販売されています。さらに、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX(台湾証券取引市場)の上場企業(株式銘柄コード:6166)の1つです。
ティアフォーについて
日本を拠点とするディープテクのスタートアップ企業であるティアフォー(Tier IV)は、できるだけ多くの個人や組織の時間と空間の制約を取り除くことにより、すべての人が自動運転の実現化から得られるメリットを享受できる優れた社会へとつながる安全なインテリジェント自動車を構築するためのテクノロジーの共有に特化しています。2015年12月に設立されたティアフォーは、Autowareとしても知られる世界初の自動運転用オープンソースソフトウェアの開発をリードし、ラストワンマイルの無人モビリティと物流の概念検証を実行してきました。ティアフォーとそのグローバルパートナーは、世界中でAutowareベースの製品を展開し、自動運転車の商業化を実現するターンキーソリューションの提供を進めています。
詳しくは以下のサイトを参照してください:
https://tier4.jp/
台湾工業技術研究院(ITRI)について
台湾工業技術研究院(ITRI)は、社会のより良い未来の構築を目指す世界最高の技術研究開発機関の1つです。ITRIは1973年に設立され、台湾の産業が労働集約型からイノベーション主導型に変貌を遂げるのに重要な役割を果たしてきました。研究開発の主軸は、スマートリビング、クオリティヘルス、持続可能な環境といった分野です。
ITRIは、多年にわたり、UMCやTSMCなどの有名ブランドを含む、280社を超える革新的な企業の成長に貢献してきました。また、台湾の本部以外にも、米国、ヨーロッパ、日本に支部を配置して、研究開発分野を拡大し、世界中で国際協力の機会を促進してきました。
詳しくは、
https://www.itri.org.tw/english/を参照してください。
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ADLINKジャパン株式会社
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