ADLINKがロボット・オペレーティング・システム(ROS)のグローバルオープンソースプロジェクトに参入
ADLINKは「ROS-Industrial Consortium Asia Pacific」のメンバーとして、
ロボットプラットフォームの技術発展に貢献します。
2018年2月13日 – リーディング・エッジコンピューティング・ソリューションのグローバルプロバイダであるADLINK Technologyが「ROS-Industrial (ROS-I) Consortium Asia Pacific」に加わりました。ADLINKはロボット工学の発展のためにデータ接続業界における同社の専門的知識や技術の活用を計画しています。
「ROS-I Consortium APAC」は、南洋理工大学(NTU)とサウスウエスト・リサーチ・インスティテュート(SwRI)の協力の下、シンガポールの再製造技術開発センター(Advanced Remanufacturing and Technology Centre、ARTC)によって2017年3月に設立されました。同団体はアジア太平洋地域での高性能なロボットおよびオートメーションの普及を目指しています。
「ROS-Industrial」はロボット・オペレーティング・システム(ROS)ソフトウェアの高度な機能を製造業に拡大するオープンソースプロジェクトです。ROSイニシアティブは、ロボットプラットフォームの開発を取り巻く膨大で煩雑な課題のシンプル化を目指す世界的な協力体制のことです。
ADLINKは「ROS-Industrial Consortium Asia Pacific」の最初のメンバーです。
ADLINK TechnologyのCTOであるアンジェロ・コルサロ(Angelo Corsaro)はこう述べています。「ROSイニシアティブはロボット工学の堆積構造の民主化を進め、閉鎖的なソフトウェアと低いイノベーション率を特色としてきた分野の発展を促すのに役立つ。ROSは、Linuxがオペレーティングシステムにもたらしてきたように、ロボット工学のフレームワークを崩壊させる可能性を備えており、ADLINKはそうした崩壊の一翼を担いたいと考えている。」
ADLINKのIoTソリューション技術チームは、ビジネスに求められるIoTシステムに最適な実証済みの国際的なデータ接続向けオープン規格であるOMG®(Object Management Group®)のDDS(Data Distribution Services)標準で長年の経験とソート・リーダーシップを備えています。DDSは現在開発中のROSプロジェクトの最新バージョンROS 2の革新技術なので、ADLINKは同プロジェクトをサポートおよびリードする最適な企業です。
ROSの開発はスタンフォード大学の人工知能(AI)研究所などとの提携で、2007年にスタートしました。現在では、世界中の何万人ものユーザーがオープンソースプロジェクトの「ROS 2 Ardent Apalone」に従事しています。
「ROS-Industrial Consortium Asia Pacific」プログラムマネージャのミンリン・チャン(Min Ling Chan)氏はこうコメントしています。「ROS-Industrial AP ConsortiumにADLINK Technology社を迎えて興奮を抑えきれない。同社のノウハウがわれわれの開発に反映されることを期待している。ソフトウェア開発およびハードウェア統合でオープンソースの強みを利用する場合、業界の協力は必要不可欠だ。」
オートメーションおよびロボット向け産業用ハードウェアをリードするADLINKは、自動製造に対応した処理や制御など、ロボットプラットフォームで使用できる多数のソリューションを提供しています。
オープンソースによる開発を提唱する同社では、「Vortex OpenSplice」と「Eclipse Cyclone」の2つのオープンソース・ソリューションを用意しています。「Vortex OpenSplice」はデバイス間のリアルタイムのデータ共有と膨大なデータの安全な提供を可能にし、「Eclipse Cyclone」はインターネットを使った、効率的で、安全で、相互運用可能なリアルタイムのデータ共有を提供します。
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ADLINK について
ADLINK Technologyは業種を超えてデータ・トゥ・デシジョン・アプリケーションを推進するソリューションでエッジコンピューティングをリードしています。ADLINKでは多様なビルディングブロックに加え、汎用および市場指向の産業用IoT(Internet of Things、IIoT)プラットフォームを提供して、オートメーション、通信、医療、交通、防衛/行政などの業界のニーズに対応しています。ADLINKの製品には、業界標準のフォームファクタに基づくマザーボード、ブレード、シャーシ、モジュール、ゲートウェイ、システム、エンドツーエンド・ソリューションだけでなく、検査・測定機器や、常時接続システムを求める世界的推移に対応したスマートタッチコンピュータ、ディスプレイ、ハンドヘルド機器などの広範な製品ラインが含まれています。その多くは極端な温度、衝撃、振動に対応したExtreme Rugged™製品です。
ADLINKは「Intel® Internet of Things Solutions Alliance」のプレミアメンバーで、PICMG(PCI Industrial Computer Manufacturers Group)、PXISA(PXI Systems Alliance)、SGeT(Standardization Group for Embedded Technologies)、欧州電気通信標準化機構(ETSI)、オープン・コンピュート・プロジェクト(OCP)など多数の標準化団体および相互運用性イニシアティブで積極的に活動しています。
ADLINKは地域に根ざしたグローバル企業です。本社を台湾に置くADLINKは、台湾と中国を生産拠点とし、研究開発および統合施設を台湾、中国、米国、ドイツに配置すると共に、広範な販売およびサポート網を世界中に展開しています。また、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX台湾証券取引市場に正式上場(株式銘柄コード:6166)しています。
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メディアコンタクト
マーケティング担当:安中 真奈美
ADLINKジャパン株式会社
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