nanoX-AL は Intel® Atom™ プロセッサ E3900 シリーズ SoC に対応した COM Express® COM.0 R2.1 Type 10 Miniモジュールです。nanoX-AL は最適化された処理能力やグラフィックパフォーマンスを重視した低電力、長寿命のソリューションを求めるお客様のために設計されています。
nanoX-AL はデュアル/クアッドコア Intel® Atom™ プロセッサ E3900 シリーズを搭載し、非 ECC タイプ DDR3L シングルチャンネルまたはデュアルチャンネルメモリ 1600/1867 MHz に対応し、極めて優れた総合的なパフォーマンスを提案します。統合型 Intel® 第 9 世代 LP グラフィックスには、OpenGL 4.3、DirectX 12、OpenCL 2.0 が含まれ、H.265/HEVC、H.264、MPEG2、VC1、VP9、MVC、JPEG/MJPEG ハードウェアデコードに対応しています。
グラフィック出力は HDMI/DVI/DisplayPort とシングルチャンネル 18/24 ビット LVDS(eDP ビルドオプション)対応の DDI ポートを含みます。nanoXAL は、自社のシステムのカスタムコアロジックを外注し、開発時間を削減することを目的に、性能と省電力性のバランスを求めるユーザ向けに開発されています。
nanoX-AL は、最大 8 GB のはんだ付けタイプ非 ECC DDR3L メモリ搭載です。さらに、オンボード eMMC メモリ(8GB/16GB/32GB) および SD シグナルがビルドオプションとして利用可能です。
nanoX-AL はシングルオンボードギガビットイーサネットポート、USB 3.0 ポート、USB 2.0 ポート、SATA 6 Gb/s ポートを含みます。SMBus と I2C のサポートも提供しています。モジュールは SPI AMI EFI BIOS を搭載し、リモートコンソール、CMOS バックアップ、ハードウェア監視、ウォッチドッグタイマなどの機能にも対応しています。
SEMAの中心は、SEMA機能をサポートするボード・マネージメント・コントローラー(BMC)です。SEMA拡張EAPIは、すべての機能へのアクセスを提供し、ユーザー独自のアプリケーションに統合できます。SEMA GUIおよびSEMAコマンドライン・インターフェイスを使用すると、テストやデモンストレーションを目的として、SEMAパラメータと機能をデバイス上で直接監視、制御、および使用できます。オプションとして、SEMAはリモート・プロシージャ・コールもサポートしています。
システムまたはモジュールの障害発生後、詳細なフォレンジック情報を入手できます。BMC パワーアップ エラー ログ機能は、パワーアップ シーケンス中に発生した可能性のある障害の履歴に関する詳細情報を提供します。ログ情報には、エラー番号、フラグ、再起動イベント、電源サイクル、ブート回数、ステータス、CPU 温度、ボード温度などが含まれます。さらに、CPUとシステムの最低温度と最高温度、HDDのS.M.A.R.T情報も利用可能で、これらすべてを使用してシステムやモジュールの障害を詳細に分析できます。SEMAは、LinuxおよびWindowsオペレーティング・システムと、さまざまなHWプラットフォームで利用可能です。