- ADLINKのEGX-MXM-A1000、EGX-MXM-A2000、EGX-MXM-A4500は、NVIDIA Ampereアーキテクチャに基づくNVIDIAの組込みGPUを採用した初のモジュールです。
- ADLINKのMXMグラフィックスモジュールは、コンパクトで電力効率に優れたMXMフォームファクタで高性能なGPUアクセラレーションを提供し、ヘルスケア、製造、輸送などの多くの垂直市場にエッジコンピューティングと組込みAIをもたらします。
2021年11月10日 – エッジコンピューティングのグローバルリーダーである
ADLINK Technologyは、本日、NVIDIA Ampereアーキテクチャをベースにした、エッジでのコンピューティングとAIワークロードの加速のために構築された、業界初の組込みMXMグラフィックスモジュールを発表しました。この新しい組込みグラフィックスモジュールは、コンパクトなモバイルPCIエクスプレス(MXM)フォームファクタで、リアルタイムのレイトレーシング、AIで加速されたグラフィックス、エネルギー効率の高いAI推論の加速を実現します。これらのモジュールは、ヘルスケア、製造、輸送、ゲームなどの分野で、ミッションクリティカルで時間的制約のあるアプリケーションの応答性、精度、信頼性を高めます。
「レスポンスタイムの短縮、セキュリティの強化、通信コストの削減を目的として、コンピューティングやAIのワークロードがクラウドからエッジへと移行している。より多くのデータがエッジで処理されるようになったことで、パフォーマンスの要求は高くなってるが、電力予算はほとんど変わらない。NVIDIA Ampereアーキテクチャは、パフォーマンスと電力効率を大幅に向上させ、エッジにおける一般的な計算、画像処理と再構築、AI推論を次のレベルに進めることができる。」と、ADLINKのプラットフォーム製品センターのディレクターであるゼイン・ツァイ(Zane Tsai)はコメントしています。
「NVIDIA Ampereアーキテクチャは、最新世代のRTコア、Tensorコア、CUDAコア、PCIe Gen4およびNVIDIAビデオコーデックを組み合わせることで、画期的な性能と機能を実現している。」と、NVIDIAのプロダクトマーケティング担当副社長であるスコット・フィッツパトリック(Scott Fitzpatrick)氏はコメントしています。また「NVIDIAの最新の組込みソリューションは、最大2倍のレンダリング性能、2倍のFP32スループットに加えて、ハードウェアで加速されたビデオのエンコードとデコードを提供し、グラフィックスとコンピュートの両方のワークロードを大幅に向上させる。」と。
NVIDIA AmpereアーキテクチャをベースにしたADLINKの組込みMXM GPUモジュールは、最大5,120のCUDAコア、160のTensorコア、40のRTコアを搭載し、PCIe Gen4と最大16GB GDDR6メモリをサポートし、最大115ワットのTGPを実現します。これらのモジュールは、計算量が多く、グラフィックスを必要とし、メモリを大量に消費するアプリケーションを満足させることができます。フルハイト、フルレングスのPCI Expressグラフィックスカードの5分の1のサイズで、サイズ、重量、電力に制約のあるエッジ環境での使用を想定し、過酷な温度環境下での動作、衝撃や振動、耐腐食性に配慮しています。これらの組込みグラフィックスモジュールは、5年間のロングライフサポートを提供します。開発者、ソリューションアーキテクト、システムインテグレータは、製品のライフサイクルを通じて安定した供給が受けられることを確信し、新しいソリューションを革新することができます。
組込みMXMグラフィックスモジュールの用途は以下の通りです:
- ヘルスケア:モバイルX線装置、超音波装置、内視鏡装置の画像再構成の高速化
- 交通:鉄道や空港の滑走路におけるリアルタイムの物体検知による安全性の向上
- 小売&物流: ラストワンマイル配送を支援する自律走行型ドローンやモバイルロボット(AMR)のナビゲーションとルートプランニング
- 航空宇宙&防衛: タイムセンシティブでミッションクリティカルなコマンド、コントロール、コミュニケーション、コンピュータ(C4)の情報、監視、偵察(ISR)アプリケーション
- ゲーミング:マルチディスプレイゲーム機での没入感のある圧倒的なビジュアル体験
詳細については、
こちらの製品ページをご覧ください。
###
ADLINKについて
ADLINK Technology Inc. (TAIEX:6166) は、人工知能で動く世界の触媒となるエッジコンピューティングをリードしています。ADLINKは、集中治療室の医療用PCへの電力供給から世界初の高速自律型レースカーの製造まで、組込み、分散、インテリジェントコンピューティング用のエッジハードウェアを製造し、またエッジソフトウェアを開発しており、ミッションクリティカルな成功のために、世界中の1600以上の顧客から信頼を得ています。ADLINKは、インテル、NVIDIA、AWS、SASとトップレベルのエッジパートナーシップを結んでおり、またインテルBoard of Advisors、ROS 2 Technical Steering Committee、Autoware Foundation Boardにも参加しています。ADLINKは、24以上のコンソーシアムにわたるオープンソース、ロボット、自律走行、IoT、および5G標準化活動に貢献し、製造、電気通信、ヘルスケア、エネルギー、防衛、輸送、およびインフォテインメントの分野で革新を推進しています。ADLINKは25年以上にわたり、1800以上のADLIN社員と200以上のパートナーと共に、今日と明日のテクノロジーを実現し、世界中のテクノロジーと社会を進歩させています。ぜひ
LinkedIn、
Twitter、
FacebookでADLINK Technologyをフォローしてください。または
adlinktech.com/jp/にアクセスしてください。
###
すべての商標は米国およびその他の国におけるそれぞれの企業または機関に属しています。
メディアコンタクト
マーケティング担当:安中 真奈美
ADLINKジャパン株式会社
TEL:03-4455-3722
Email:japan@adlinktech.com