ADLINK、最新の産業用ATXマザーボードIMB-M43Hでモーションおよびビジョンテクノロジーに対応したオートメーションシステムを高性能化
第6/7世代Intel® Core™プロセッサ、最適化設計、フルI/O互換で、特殊用途向けソリューションに最適
2018年1月24日 – 組込みビルディングブロックとインテリジェントプラットフォームソリューションのグローバルプロバイダであるADLINK Technologyから、Windows 7互換の第6世代Intel® Core™ i7/i5/i3プロセッサ(開発コード名Skylake)と第7世代Intel® Core™プロセッサ(開発コード名Kaby Lake)の両方に対応した最新の産業用ATXマザーボードのIMB-M43Hが発表されました。IMB-M43Hはモーション/ビジョンの統合に対応し、特定用途向けプラットフォームに競争力に優れた価格/性能比を提供します。
高度な計算性能
ADLINKのIMB-M43HはLGA 1151(またはSocket H4)パッケージの最新の第7/6世代Intel® Core™ i7/i5/i3プロセッサに対応しています。同プロセッサは前世代製品を計算性能で10%、グラフィック性能で最大30%上回り、多数の複雑なモーションおよびビジョンの同時処理に直接役立ちます。
ADLINKの組込みプラットフォームおよびモジュール事業部プロダクトマネージャのサム・チュウ(Sam Chiu)はこう述べています。「工場や製造プラントの所有者はコンピュータ制御のオートメーションシステムを維持するために膨大なリソースを費やしており、システム性能、迅速な出荷、総保有コストに関する競争力の維持がビジネス上最も重要な課題となっている。計算力に優れた最新世代のIntelプロセッサで既存の産業用オートメーションコンピュータシステムをアップグレードする一方で、Windows 7のような既存のオペレーティングシステムおよび多数のPCIスロット、PS/2、COMポート、VGAポートなどのレガシーのI/O接続への対応を維持できれば、優れた採算性が得られるが、最新のIMB-M43Hがもたらすのはまさにそうした事柄である。」
オートメーションを強化するモーションおよびビジョン性能
IMB-M43H専用の主要拡張スロットには、PCI Express Gen3 x16スロット x1、PCI Express Gen2 x4スロット x1、PCIスロット x5が含まれており、フレームグラバ、デジタイザ、高解像度のダイナミック信号収集・生成モジュールに対応した自由なPCI Express拡張オプションが提供されます。モーションおよびI/O制御用の徒様なPCI拡張オプションにより、マシンビジョンや産業用自動運転の迅速な実行が可能となります。モーションコントロール、マシンビジョン、光学検査などの動作が重要な半導体やフラット・パネル・ディスプレイ(FPD)産業の通常のマシンオートメーション向けアプリケーションから、マシン、ヒューマン、企業システム間のコラボレーションが不可欠な最先端の産業用IoTソリューションまで、IMB-M43Hを活用できる産業用オートメーション向けアプリケーションの範囲には実際限りがありません。
IMB-M43Hは安定した動作の確保に役立つ堅牢性に優れたI/Oも備えています。これには、各USBポートに5V +/-5%の安定した電力を確保し、すべてのUSBポートが300Wの電源からフルロードするのを可能にする特異な電源設計が含まれます。また、IEC 61000-4-2~6(Performance Criterion A)対応のイミュニティ性能で動作時の劣化防止が確保され、EN 55032 Class Bに対応したEMIエミッション性能でほとんどの競合製品に比べ放射を10dB少なく抑えられます。
IMB-M43HはADLINKのすべてのブレームグラバ、モーションコントローラ、データ収集カード製品に対応しており、ADLINKの広範な専門的技術や経験を採用しているので、ADLINKの多数のオートメーションアプリケーション用I/Oカードに業界トップクラスの特定用途向けプラットフォームを提供します。
産業用マザーボード製品の詳細については、以下のADLINKのWebサイトを参照してください: 産業用マザーボード & SBC
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ADLINK について
ADLINK Technologyは業種を超えてデータ・トゥ・デシジョン・アプリケーションを推進するソリューションでエッジコンピューティングをリードしています。ADLINKでは多様なビルディングブロックに加え、汎用および市場指向の産業用IoT(Internet of Things、IIoT)プラットフォームを提供して、オートメーション、通信、医療、交通、防衛/行政などの業界のニーズに対応しています。ADLINKの製品には、業界標準のフォームファクタに基づくマザーボード、ブレード、シャーシ、モジュール、ゲートウェイ、システム、エンド・トゥ・エンド・ソリューションだけでなく、検査・測定機器や、常時接続システムを求める世界的推移に対応したスマート・タッチ・コンピュータ、ディスプレイ、ハンドヘルド機器などの広範な製品ラインが含まれています。その多くは極端な温度、衝撃、振動に対応したExtreme Rugged™製品です。
ADLINKは「Intel® Internet of Things Solutions Alliance」のプレミア・メンバーで、PICMG(PCI Industrial Computer Manufacturers Group)、PXISA(PXI Systems Alliance)、SGeT(Standardization Group for Embedded Technologies)、欧州電気通信標準化機構(ETSI)、オープン・コンピュート・プロジェクト(OCP)など多数の標準化団体および相互運用性イニシアティブで積極的に活動しています。
ADLINKは地域に根ざしたグローバル企業です。本社を台湾に置くADLINKは、台湾と中国を生産拠点とし、研究開発および統合施設を台湾、中国、米国、ドイツに配置すると共に、広範な販売およびサポート網を世界中に展開しています。また、ISO-9001、ISO-14001、ISO-13485、TL9000認証を取得済みで、TAIEX台湾証券取引市場に正式上場(株式銘柄コード:6166)しています。
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