- ADLINKはコントリビュータメンバーとしてO-RAN Allianceに加盟し、5G無線アクセスネットワーク(RAN)の技術革新に加え、オープンインタフェース駆動型非集約ネットワークのハードウェアとソフトウェアの統合を促進します。
- ADLINKは、5Gマルチアクセス・エッジ・コンピューティング(MEC)エッジサーバ、NVIDIA GPU Cloud (NGC)-Ready対応ソリューション、AWS IoT Greengrass検証済みソリューション、Intel® IoT RFP Ready Kit(RRK)認定済みエッジソリューションなどの開発に成功した経験を生かして、エコシステムの積極的な拡張に貢献します。
- ADLINKは、ベスト・オブ・ブリードのO-RAN規格対応のホワイトボックスプラットフォームに基づいたラピッド・デプロイメントの5G RANソリューションを開発するため、SageRAN、Toolsensing、Arraycommといった他のO-RANメンバーとの提携を継続します。
2021年7月20日 – エッジコンピューティングのグローバルリーダーである
ADLINK Technologyは、コミュニティメンバーとして
O-RAN Allianceに加盟しました。これにより、ADLINKはインテリジェンス性とオープン性を高め、仮想化を進め、真に相互運用可能なモバイルネットワークを無線アクセスネットワーク(RAN)業界に提供するという
アライアンスの使命に積極的に貢献できます。ADLINKは、5G Open RAN、5Gスモールセルソリューション、プライベート5Gネットワークに導入可能なOpen Telcom IT Infrastructure(OTII)に対応した標準ベースの5G MECエッジサーバの開発を熟知しているので、そうした知識や経験をモバイルネットワーク事業者や学術および研究機関のグローバルコミュニティと共有できます。
ADLINKのネットワーキング、通信、パブリック事業部責任者のエリック・カオ(Eric Kao)はこうコメントしています。「5G Open RANは、業界を越えた5Gの展開と企業のデジタルトランスフォーメーションを牽引する上で重要な役割を果たす。ADLINKは、オープンアーキテクチャの革新とインプリメンテーションを加速することにコミットしている。また、製造、鉱業、コネクテッドカー向けインフラのトライアルプロジェクトのリストでソリューションパートナーやお客様と協力してきた。今後も、O-RAN Allianceのメンバーと協力して、O-RAN規格に対応し、費用対効果と拡張性に優れた5G Open RANソリューションの開発を継続する。」
5G Open RANに処理能力、信頼性、拡張機能を提供するADLINKのMECS-61xx/72xxエッジサーバとPCIe-A100 FECアクセラレータ
5G Open RANは、ネットワークアーキテクチャのフロントホールにオープンアーキテクチャを導入することで、ベンダー間の相互運用性を困難または不可能にする独自設計の制限を解消します。ADLINKのMECエッジサーバは、費用対効果に優れた商用オフザシェルフ(COTS)アーキテクチャのIntel® Xeon® ScalableおよびXeon®Dプロセッサ、4x10G SFP+ネットワークコンポーネント、2基ないし4基のPCI Express x16スロットを搭載し、高性能のCPUおよびGPU、最適サイズのストレージ、最大I/Oレートを維持するメモリを必要とする5Gの要件に対応しています。
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MECS-72xxシリーズは、2U 19インチのOTII規格と
NVIDIA NGC-Ready認証に対応したエッジサーバ製品です。MECS-72xxエッジサーバがNGC-Ready認証に対応しているということは、同エッジサーバがNGCコンテナを実行する高度な性能を提供し、業界を越えた5G Edge AIの展開を加速する能力を実証する一連の広範な検査をパスしたことを意味します。
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MECS-61xxシリーズは、最先端の5Gネットワーク向けに設計された1U 19インチOTII規格に対応したエッジサーバで、5G Open RANやプライベート5Gネットワークなどの広範な5G MECアプリケーションにオープンなホワイトボックスプラットフォームを提供します。MECS-61xxのエッジサーバは、多数のアプリケーションおよびデプロイメントの要件に対応しているので、お客様はエンドソリューションの差別化に専念できます。
PCIe-A100は、Intel® vRAN専用アクセラレータのACC100 eASICデバイスをベースにした5Gの前方誤り訂正(FEC)用アクセラレータです。同アクセラレータは、ターボコーディングや低密度パリティ検査(LDPC)などの多くの機能に対応し、データ遅延とプラットフォーム全体の消費電力を抑えながら、エッジアプリケーションのチャンネルスループットを向上させるのに役立ちます。
テクノロジーのフレークスルーを可能にするコラボレーション
ADLINKは、SageranやAmazon Web Services(AWS)などのO-RAN Allianceのメンバーと協力して、5G展開のあらゆる可能性に対応します。ADLINKは
Sageranと提携して、場所を選ばずに展開可能な5Gスモールセル設計の開発に成功しました。
Intel® IoT RFP Ready Kit(RRK)に認定された5Gスモールセルソリューションは、少ない設備投資(CapEx)と運用コスト(OpEx)、プラグアンドプレイによる手軽な設定、Open RANアーキテクチャ対応、Wi-Fiの統合といった、他製品と一線を画する機能を備えています。
AWS IoT Greengrassに対応したADLINK MECSシリーズのエッジサーバは、優れた計算性能と高度な画像処理を必要とするマシンビジョンソリューション向けのNVIDIA® Jetson Xavier™ NX SOMを採用したADLINKの最新世代の
NEONシリーズのスマートカメラなどのIoTスマートビジョンソリューションを使って、AIをエッジに導入します。エッジサーバをクラウドサービスで使用すると、カメラ、コンベヤー、自動化システム、工場管理システム、クラウドが接続および統合され、生産ラインのスマート化が可能になります。
5Gによる変革の可能性へのコミットメント
大手ネットワークソリューションプロバイダのほとんどは、ベンダー間の相互運用性を困難または不可能にする独自の設計を採用しています。ADLINKは、オープン規格に対応し、様々なベンダーのハードウェアとソフトウェアの相互運用性を確保することにコミットしています。ADLINKは、O-RAN Allianceへの加盟、5GオープンアーキテクチャとMECコンピューティングのエッジサーバへの実装、5 GRANソリューションの商業化を加速するための主要なパートナーシップなどによって、自社のコミットメントを明確にしています。
ADLINKの5GエッジサーバとMECの詳細については
こちらをご覧ください。
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ADLINKについて
ADLINK Technology Inc. (TAIEX:6166) は、人工知能で動く世界の触媒となるエッジコンピューティングをリードしています。ADLINKは、集中治療室の医療用PCへの電力供給から世界初の高速自律型レースカーの製造まで、組込み、分散、インテリジェントコンピューティング用のエッジハードウェアを製造し、またエッジソフトウェアを開発しており、ミッションクリティカルな成功のために、世界中の1600以上の顧客から信頼を得ています。ADLINKは、インテル、NVIDIA、AWS、SASとトップレベルのエッジパートナーシップを結んでおり、またインテルBoard of Advisors、ROS 2 Technical Steering Committee、Autoware Foundation Boardにも参加しています。ADLINKは、24以上のコンソーシアムにわたるオープンソース、ロボット、自律走行、IoT、および5G標準化活動に貢献し、製造、電気通信、ヘルスケア、エネルギー、防衛、輸送、およびインフォテインメントの分野で革新を推進しています。ADLINKは25年以上にわたり、1800以上のADLIN社員と200以上のパートナーと共に、今日と明日のテクノロジーを実現し、世界中のテクノロジーと社会を進歩させています。ぜひ
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O-RAN Allianceについて
O-RAN Allianceは、AT&T、中国移動(チャイナモバイル)、ドイツテレコム、NTTドコモ、Orangeの通信事業者によって2018年2月に設立されました。O-RAN Allianceの使命は、RAN業界を作り替え、インテリジェンス性とオープン性を高め、仮想化を進め、真に相互運用可能なモバイルネットワークを実現することにあります。詳しくは、
https://www.o-ran.org/ を参照してください。
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ADLINKジャパン株式会社
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