VPX6000 はデュアル CPU 第4世代 Intel® Core™ i7 プロセッサ 6U VPX ブレード(0.85 インチピッチ)です。モバイル Intel® QM87 Express チップセット搭載で、堅牢な伝導冷却 VPX REDI (VITA 48) フォームファクタが特長です。VPX6000 は 2 つの CPU サブシステムを備え、それぞれ最大 16 GB DDR3-1600 のデュアルチャンネルはんだ付けオンボード ECC メモリ、および 32 GB SLC SATA はんだ付けオンボード SSD に対応しています。リア I/O ノードには 10GbE x2、1000BASE-BX x2、1000BASE-T x2、2 つの PCIe x1、HD オーディオ(ライン入出力)、SATA 6 Gb/s x3、USB 3.0 x2、USB 2.0 x2、GPIO x8、HDMI、DVI、RS-232/422 が含まれます。
VPX-R6000 リアトランジションモジュールにより、VPX6000 からリア I/O シグナルにアクセス可能です。3 つのペイロードスロット対応の tBP-VPX6000 テストバックプレーンで、VPX6000 機能を検証することができます。
VPX6000 シリーズは過酷条件対応、冷却、絶縁保護コーティングでご用意しています。防衛用または航空宇宙用など、中枢的な用途に最適です。
ADLINK が堅牢な SWaP 最適化 6U VPX レーダーソリューションを発表
VPX6000 は防衛や航空などの過酷な環境に耐えうる、低電力、高可用性 VPX ブレードです。
ADLINK テクノロジー社はモノのインターネット (IoT) を可能にするクラウドベースサービス、スマートゲートウェイ、エッジデバイス向けの組込み部品の分野でトップメーカーとして活躍してきました。そんな ADLINK が今日、ADLINK はデュアルプロセッサ設計の堅牢な 6U VPX ブレード、VPX6000 を発表。クアッドコア 第 4 世代 Intel® Core™ i7-4700EQ プロセッサに基づくデュアルプロセッサ設計です。VPX6000 は過酷な環境にも耐えうる MIL-STD-810F に見合うための高性能ブレードであり、防衛や航空宇宙におけるレーダー、ソナー、UAV、UGV などを、最重要システムでの使用に適しています。
2 つの CPU サブシステムは PCIe x8 第 2 世代 ノン・トランスパーレントブリッヂ (NTB) で接続され、高速、高帯域幅のデータ転送をお約束します。VPX6000 は、防衛産業のニーズに見合った SWaP 最適化プラットフォームを備え、動作温度(-40℃~+75℃、ウエッジロック)を含め過酷な環境でも耐えうる仕様となっています。振動や衝撃への高い耐性を持ちながら、最大消費電力はわずか 160W と省エネです。
ADLINK VPX6000 であれば、制御、グラフィック、シグナル処理などのマルチタスクを 1 つのブレードに統合することができます。また、独立したデュアルシステムとしても利用でき、カード数やスペア数を減らしてフィールドにおける後方支援を簡易化することができます。VPX6000 はさらに各種 OS にも対応しているため、Windows Embedded、Linux、VxWorks など多様なシステム設計に順応することができます。
VPX6000 は管理がしやすいオール・イン・ワン構造です。SmartFusion IPMC、組込み自己テスト (BIT)、Intel® AMT などに対応しています。これらの機能は VPX6000 の遠隔監視や管理にも対応しています。不具合をすぐに改善し、深刻なシステム障害を予防し、高い可用性を維持します。
ADLINK VPX6000 は豊富かつ高速 I/O で信頼性と可用性を提供。フロントパネルの VGA、GbE、2x USB 3.0、バックプレーンの HDMI/DVI、USB 3.0 x3、シリアルポート x2、PS/2 キーボード/マウス、GPIO x8、オーディオなどが含まれます。さらに、拡張プレーンで 2 つの PCIe x8 第 2 世代 DMA を提供しています。VPX6000 は 16GB はんだ付けデュアルチャンネル DDR3L ECC メモリ対応で、SSD メザニンカードを通してストレージのアップグレードが可能です。このため、従来のHDD と比べて自由度の高い、堅牢なストレージを提供することができます。