ADLINK の新しい PCI-8254 および PCI-8258 は最新の浮動ポイント DSP および FPGA テクノロジーに対応しています。高速、高性能パフォーマンスハイブリッドアナログおよびパルス列モーションコマンドにも対応可能です。ADLINK の Softmotion 技術を駆使した PCI-8254/PCI-8258 は、さらに総合的で適用性重視の動作機能を提供するため、優れた処理能力と精度を保ちながら、開発時間の短縮を図ることができます。優れた同期型動作制御機能を提供します。
使いやすいグラフィックユーザインタフェース「MotionCreatorPro 2」は PCI-8254/PCI-8258 に含まれる Windows ベースのアプリケーション開発ソフトウェアパッケージです。時間や周波数にかかわる診断ツールをこのユーティリティに統合することで、自動チューニング、周波数応答分析、モーションおよび I/O データサンプリングに役立ちます。セットアップウィザードがシステムインストールや評価時間を短縮し、システム診断ページでのオンボード DSP & I/O 消耗診断を行うことができます。パワフルなサンプリングページやグラフィックツールがリアルタイムモーションおよび I/O 状態を報告し、その他のモーションフロー分析も行います。
MotionCreatorPro 2 の機能:
- 軸設定
- パラメーター表
- 軸制御
- セットアップウィザード(新機能)
- 周波数分析(新機能)
- 自動チューニング(新機能)
- ポイント表
- データサンプリング(新機能)
対応ソフトウェア
Windows プラットフォーム
- Windows 7/Vista(32 ビット)/XP で利用可能
- 推奨プログラミング環境:Visual Basic、Visual C++、Borland C++ Builder、Delphi
レーザー切断と彫刻での応用
レーザー切断と彫刻技術は、産業生産でレーザーを使って原料を加工する際にもっともよく使われます。プラスチック、金属、被覆金属、石、ガラスなどの加工に使用されます。レーザー彫刻による加工はなめらかな側面に仕上がるため、出来上がった表面は非常に美しくなります。産業レーザー切断は平たいシートのような原料だけでなく、立体的なものやパイプのような素材にも適用できます。
レーザー切断および彫刻装置はレーザージェネレーター、コントローラ、ワークピース(表面)から構成されています。通常、レーザービームには切断面に直径 0.2mm の焦点スポットがあり、レーザージェネレーターからビームが発せられ、コントローラがその軌跡パターンを切断面に投影します。
コントローラは動きの方向、密度、速度などを管理し、また表面に当てられるレーザービームの広がり具合も制御します。表面は、レーザーが作用する面に合わせて選択します。
機械による表面仕上げと比べると、レーザー切断は作業がしやすく、ワークピースの汚染を軽減することもでき、滑らかな表面になるというメリットがあります。
CNC 加工を完了するには、レーザー切断と彫刻工程を利用して鋳造を行い、表面を加工し、原料を切断し、ドリルで PCB ホールを開け、電極を切断します。レーザー切断では CAD 製図から直接電子データを入力することで、極めて複雑なパーツでも平らな形のパーツに作ることができます。レーザー技術を使うことで、正確かつ精密な製品を容易に作ることができます。
ADLINK のソリューション:PCI-8254/8258:DSP ベースの 4/8 軸高度なモーションコントローラ
設備メーカーの大きな課題となっているのが、レーザーの密度をいかにして位置同期や速度に合わせて制御するかという点です。均一レーザー加工のパスをよりスムーズにするため、ADLINK PCI-8254/8258 はルックアップテーブルを使って密度や動作速度の正確な可変性を確認します。加えて、PCI-8254/8258 は、PWM(パルス幅変調)シグナルの周波数または長さを個別に変更することで、PWM とアナログシグナルの両方のレーザー密度を制御します。
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お客様のメリット
- レーザー切断と彫刻アプリケーションのためのすぐに使えるソリューション
- 開回路ではなく、DSP ベース閉回路コントローラを使った、アップグレードしやすい設備性能。
- ポリマー、多層プラスチックなど、より多くの素材の加工が可能