ADLINK の PCIe-7360 は、32 チャンネル双方向パラレル I/O ライン搭載の高速デジタル I/O ボードです。x4 PCI Express® インタフェースで最大 400 MB/s のデータ速度を実現します。クロックレートは最大 100 MHz の内部クロック、または 200 MHz の外部クロックに対応し、高速かつ大規模なデジタルデータ収集や交換に適しています。デジタルイメージキャプチャ、ビデオ最低、IC テストなどに最適です。
I/O ポート設定とレベルシフト
PCIe-7360は、32 チャンネル I/O ラインの初期起動状態は入力ラインです。32 チャンネル I/O ラインは双方向で、4 つのグループに分けることができ、それぞれが 8 チャンネルを有します。入力または出力ポートとして個別に設定することができます。さらに、PCIe-7360 はソフトウェアによる論理レベルの選択が可能であり、1.8 V、2.5 V、3.3 V から選ぶことができます。4 つのグループすべての論理レベルに合わせることができます。デジタル出力モードでは、デジタル出力ラインが無効になっている場合、出力は 3 ステートとなります。プログラム可能な I/O 方向と論理レベルが、試験中装置 (DUT) に柔軟性の高いインタフェースを提供します。
最大データ転送速度
PCIe-7360 は、32 ビットデータ幅、最大 100 MHz の内部クロックレート、または 8/16 ビットデータ幅、200 MHz 外部クロックレートで最高 400 MB/s の処理量を実現します。スキャッタギャザーバスマスタリング DMA、高オンボード 8 K サンプリング FIFO サイズ、x4 PCI Express® インタフェースの組み合わせが、高速データ処理中でもデータロスのない稼働を保証します。
位相遅延
PCIe-7360 は外部サンプルクロックまたは内部サンプルクロックの位相シフトを備えているため、高速データ転送の環境においても最適な収集/生成のタイミングを維持します。サンプルクロックの位相シフトは最大で 80 段階まで調整することができます。つまり、4.5¢X から 355.5¢X までの調整で、転送状態におけるサンプリングエラーを防ぎ、安定した有効な動作を確保します。
12C & SPI シリアルインタフェース
PCIe-7360 のアプリケーション機能 I/O (AFI) は I2C または SPI マスターノードに設定できます。I2C インタフェースは高速モードに対応し、2 つの双方向ライン、SCL(シリアルクロック)、SDA(シリアルデータ)をそれぞれ使用します。SPI インタフェースは、SCK(シリアルクロック)、SI(シリアルデータ入力)、SO(シリアルデータ出力)、CS(チップ選択)に基づき、4 つのワイヤーシグナリングを使用します。周辺機器は PCIe-7360 の内蔵 I2C または SPI プロトコルと API を用いて直接通信ができます。