cExpress-BL は、64 ビット 第 5 世代 Intel® Core i7/i5/i3 および ULT プロセッサ、Intel® プロセッサ、シングルチップに CPU、メモリコントローラ、グラフィックプロセッサ、I/O ハブを搭載した COM Express® COM.0 R2.1 タイプ 6 コンパクトサイズモジュールです。Intel® Core i7/i5/3 ULT および Intel® Celeron システムオンチップを駆使した cExpress-BL は、高い処理能力やグラフィック性能を長期間にわたって、低消費電力で実行したいというユーザのために設計されています。
cExpress-BL の Intel® Core i7/i5/i3 プロセッサおよび Intel® Celeron プロセッサは、Intel® ハイパースレッディングテクノロジー(最大 2 コア、4 スレッド)および最大 32 GB の非 ECC DDR3L デュアルチャンネルメモリ、1333/1600 MHz にデュアルスタック SODIMM ソケットで対応し、極めて優れた総合的なパフォーマンスを提供します。
統合型 Intel® 第 8 世代グラフィックスには OpenGL 4.2、DirectX 11.1、Intel® クリアビデオ HD テクノロジー、Advanced Scheduler 2.0、1.0、XPDM サポート、DirectX Video Acceleration (DXVA) サポートによるフル AVC/VC1/MPEG2 ハードウェアデコードが含まれます。グラフィック出力はデュアルチャンネル 18/24 ビット LVDS(4 レーン eDP オプション)と 2 つの DDI ポートが含まれ、HDMI/DVI/DisplayPort に対応しています。cExpress-BL は、自社のシステムのカスタムコアロジックを外注し、開発時間を削減したい、高性能グラフィック処理が必要なユーザ向けに開発されています。
cExpress-BL はシングルオンボードギガビットイーサネットポート、2 つの USB 3.0 ポート、6 つの USB 2.0 ポート、4 つの SATA 6 Gb/s ポートを含みます。SMBus と I2C のサポートも提供しています。モジュールは SPI AMI EFI BIOS と CMOS バックアップを搭載し、リモートコンソール、CMOS バックアップ、ハードウェア監視、ウォッチドッグタイマなどの機能にも対応しています。
SEMA® 機能搭載の ADLINK cExpress-BL コンピュータ・オン・モジュールは、IoT(モノのインターネット)にすぐに適用できます。cExpress-BL は従来の工業デバイスやその他の IoT システムをクラウドに接続し、これらのデバイスからローデータを抽出することができます。一部のデータはローカル保存、一部のデータはクラウドに送ってさらに分析するなど、柔軟に対応できます。こうした分析結果は企業の意思決定などに役立つ重要な情報を提供することができるため、ビジネスチャンスの拡大にもつながります。