COM Express はカスタムキャリアと市販のシステムコアを組み合わせることができるため、カスタマイズはしたいものの、再設計のための時間や量がないユーザには最適なソリューションといえます。生産量が年間 500 ~ 10,000 台程度のシステムインテグレーション計画には最適なオプションです。COM Express は、完全なカスタム設計よりもメリットがあります。エンジニアの複雑性を回避し、生産最低量のハードルを下げ、タイムリーに製品を市場へと送り出すことができます。キャリアボード設計の平均所要時間は、完全カスタムの OEM ボードの半分で済みます。
Express-BASE は標準型 ATX サイズキャリアボードです。ユーザが選んだ COM Express モジュールと市販のアドオンカードで、ご自身のソフトウェア開発やハードウェア検証に適した最終製品の機能を実行することができます。
ターゲットシステムのためのプロトタイプを構築するには、下記が必要です。
COM Express モジュール
Express-BASE キャリアボード
PCI Express または PCI アドオンカード
PATA/SATA ストレージまたはフラッシュディスクソリューション
Express-BASE はベーシックおよびコンパクトフォームファクタのタイプ 2 ピン配列 COM Express モジュールと互換性があり、最大で 5 つまでの PCI Express x1 スロット、1 つの PCI Express グラフィックス x16 スロット、1 つの ExpressCard スロット、2 つの PCI スロットに対応しています。