COM-HPCサーバタイプモジュールについて
COM-HPC仕様では、現在2種類のサーバモジュールが定義されています。サーバモジュールのうち最大のサイズであるEサイズ(200mm×160mm)は、最大8つのオンボードDIMMソケットを備えています。電源入力は12Vの単一電源で、最大358Wの電力を供給でき、PCIe Gen5は合計64xレーンあります。
また、COM-HPCサーバモジュールがIPMB(Intelligent Platform Management Bus)およびIPMI(Intelligent Platform Management Interface)をサポートしていることは、多くのハイパフォーマンスシステムの開発者にとって興味深い点でしょう。IPMBとIPMIは、ホストシステムのCPU、ファームウェア、OSから独立して管理・監視機能を提供する自律的なコンピュータサブシステムのためのコンピュータインタフェース仕様です。
COM-HPCサーバタイプモジュールの応用範囲は非常に広く、汎用の堅牢な組込みコンピュータ、ミッションクリティカルなサーバ、文房具やモバイルロボット、医療用画像処理やロボット手術、試験・計測、自律走行などが挙げられます。