日経ボード情報
台湾ADLINK Technology社が電産と業務提携,COM搭載ボードを日本市場で共同展開
2009/05/20 15:26

左からADLINKジャパン代表取締役社長の田中一義氏,電産代表取締役社長の高橋潤二氏,ADLINK Technology Inc. PresidentのJim Liu氏
組み込みコンピュータ・システムを手掛ける台湾のADLINK Technology Inc.は,電産と業務提携したことを2009年5月7日に発表。両社のトップが提携の狙いや今後の展開などについて,5月13日(水)~15日(金)に開催された「第12回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」の展示ブースで語った。
ADLINK Technology社の日本法人ADLINKジャパンの代表取締役社長を務める田中一義氏は今回の提携の狙いについて,「互いに強みを補完することで,日本市場における両社の競争力を強化すること」と語っている。具体的には,米Intel Corp.の最新プロセッサを搭載した品種を中心としたADLINK Technology社の製品を,電産が日本で販売。販売した製品の品質保証や技術サポートも電産が引き受ける。販売先で問題が発生したときの原因解析についても,電産とADLINKジャパンおよびADLINK Technology社が密接に連携を図るかたちで対応する。「ADLINK Technology社は世界各地で事業を展開しています。それぞれの地域でお客様のサポートを強化することは重要な課題の一つだと考えています」(ADLINK Technology Inc. PresidentのJim Liu氏)。
Intelプロセッサ搭載製品の強化を図る
電産は,製品ライナップを強化することで売り上げの拡大を図る考えだ。「ECA(Intel Embedded and Communications Alliance)のアソシエイト・メンバーであるADLINK Technology社は,Intel社から最新のCPUに関する情報をいち早く入手し,関連する製品を業界の中でも早いタイミングで開発することができるわけです。こうした製品の供給を受けることで,電産はIntel社のプロセッサを搭載した製品のラインアップを強化し,新しい市場を開拓できるものと期待しています」(電産代表取締役社長の高橋潤二氏)。電産は,ADLINK Technology社の製品による売り上げを,当初は年間1億円程度,将来は年間で5億円~10億円を見込んでいる。
両社は,まずCOM(Computer on module)搭載ボードを共同で展開する。COM Expressなどに準拠したCOMをADLINK Technology社が電産に供給。電産は,同COMを販売すると同時に,COMを搭載するキャリア・ボードを顧客の要望に応じて設計して提供する。
ESEC 特別取材班
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090520/170462/